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2015年3月議会 初の代表質問にたつ

3月議会代表質問 「市は住民の暮らし守る『防波堤』になろう」ほか、5件で質問

3月10日(火)3番手で質問にたちました。
今回は、代表質問により、一括方式で行いました。
質問の要旨は次のとおりです。
1.市は市民の暮らし守る「防波堤」になろう
〇毀韻諒襪蕕訓援に向け、国の保険者支援制度を活用し国保料の引下げ、減免制度の拡充を
介護保険制度について。保険かけて介護なしの状況が危惧される。一般会計からの繰入等、
   保険料の引下げや処遇改善を
C楼莪緡鼎梁寮強化、県にも責任を求めよ
せ劼匹癲子育て支援制度について。市の捉え方、今後の方針は
ッ羈惺斬感箸泙把民,魎泙甍緡堵駝砧舛鵬辰─△茲螳豼悗了勸蕕憧超充実に向けた取組みを
Τ惺撒訖の根幹にかかわる運営方式について

2.地域の力を生かす産業振興が求められている
|楼茲忘付いた中小企業、産業支援の拡充を
∀働者の暮らしを守り、労働力の確保にもつながる公契約条例への見解は
C肋貉唆函農業・農協解体問題について

3.住民の命と財産を守る防災・減災を最優先に
|楼菲漂厠呂慮上について
南海トラフ大地震を想定した当市の工場群への取組み、考え方は

4.国の言いなりか、住民自治と自治体機能の再生か
|亙創生は地方分権、地方の再生に繋がるのか。第二次総合計画との整合性は
第二次総合計画の市民自治の促進の取組みの見解を求める

5.市民の暮らし優先の財政運営を求める
‖膣覿藩ダ茲侶覯漫⊇嗣韻諒襪蕕靴楼鞠されている。住民の暮らしこそ優遇を
∈眄調整基金について。住民サービス確保、充実に向けた財政運営を

6.戦後七〇年、平和と民主主義が花開く政治に

代表質問全文・答弁をお知らせします。
なお、今回は代表質問で一括方式で決められており、答弁も一括で行われています。
わかりやすくするために、答弁は質問項目の後に随時掲載させていただきました。

議席番号5 日本共産党 三好 平です。
初の代表質問を行います。
はじめに、今期で第一線を引かれる職員のみなさんには、大変長きにわたりご苦労を重ねられたことに心より感謝いたします。ありがとうございます。人生の第2ステージの幕開けに幸多きことを祈ります。
さて、「平成の大合併」の押し付けは、自治体が住民から遠くなり、住民自治と自治体の機能を大きく後退させ、財政的にも破綻は明白となりました。
昨年9月議会で新宮町の方々の声も紹介しましたが、ほかにも合併してよくなったことはないとの声が届けられます。合併して当市も11年、「合併算定替え」が期限切れとなり、当初は「一本算定」により、地方交付税が5年かけて約20億円削減される第1年目を迎えました。ところが、政府は「一本算定」への当初計画どおり移行はできず、当初の削減額の3割にとどめるとしています。これは、国のいうとおり合併した自治体から、「合併しなかった自治体より悪くなる」ことへの反発を抑えるためであり、計画の誤りが露呈しています。合併しなかった自治体に対しても負担を負わせるものです。
安倍政権は、これらの失政への反省もなく、「地方創生」「アベノミクス」の地方への波及を押し付けようとしています。消費税再増税、社会保障切捨て、雇用破壊、TPP(環太平洋連携協定)推進の「アベノミクス」は地方の衰退をさらに加速させるだけです。
本年1月14日閣議決定された政府予算案は、一般会計予算規模は総額96.3兆円と過去最高となっています。日本共産党は、この予算を社会保障切捨て、大企業減税、大軍拡の「三悪予算」と批判しています。
日本共産党市議団は、党中央とともにこれときっぱり対決し、昨年の総選挙で躍進させていただきました期待に応えるべく身を引き締め、真の地方再生の道へ、市民のみなさんと力を合わせて全力で頑張ることを表明して質問に入ります。
機セ圓禄嗣韻里らし守る「防波堤」になろう についてです。
いま、自治体には、国の悪政を住民のくらしにそのまま持ち込むのか、くらし・福祉・子育てを守る「防波堤」の役割を果たすのかがためされています。
小泉内閣のもと社会保障予算を2002年度から毎年国費ベースで2200億円の「自然増」を削減するとし、2008年度まで続けられ、「年金不信」「医療崩壊」「介護難民」という言葉が生まれるほど、社会保障の荒廃が進み大きな社会不安を生み、2009年も継続の方針がリーマン・ショックによる景気後退で打ち切らざるを得ませんでした。それを安倍内閣は7年目に、削減額も大きくし復活しようとしています。政府は、「消費税の増税分はすべて社会保障に充てる」と説明し、自民党や公明党も選挙で宣伝しましたが、2015年度の消費税増税分8.2兆円(国・地方合わせて)見込みの内、「社会保障の充実」に充てられるのは、1.35兆円、増税分の16%にすぎません。くらし破壊予算が、市民生活にさらに大きく影を落とそうとしています。
(1)国保負担増と切捨ての策動です。運営主体を市町村から都道府県へ移行(2018年)させ、自治体の国保への公費支援をやめさせようというもので、国保料の更なる引き上げにつながります。こうした攻撃から住民を守る「防波堤」となるため、次のことを求めます。
・一般会計からの繰り入れと県へ独自の財政援助をもとめること。国保の広域化に反対すること。
・減免規定を設けるとともに、生活苦による滞納の場合の保険証取り上げは止める。短期証の期間1カ月を延ばすこと。
・国の法定減免拡充を想定した保険者支援として、1664億円(国1/2・県1/4・市1/4)を市町村国保に繰り入れるとしており、これを国保料の引き下げに充てることを求めます。
【市民環境部長の答弁要旨】
 一般会計からの繰り入れは、現在取り組んでいる収納率の向上や適性受信の啓発、特定健診、保健指導等により医療費の適正化に努める中で、緊急的な医療費の増大、想定を超えた事態が発生した場合においては、繰り入れも視野に入れ対応したい。
県法定外補助金については、広域化が平成30年度に迫り、安定的な財政運営と効率的な事業の確保を命題とした新たな社会保障の基盤づくりが進められており、現段階での財政支援の要望は難しいと考える。次に、保険者支援制度の拡充により、国保料の引き下げについて、平成27年度より、低所得者対策として約1,700億円の国保への投入が現在国会で審議されている。保険者支援制度とは、保険料軽減の対象となった一般被保険者数に応じ、平均保険料の一定割合を公費で補てんすることで、低所得者を多く抱える市町村を支援する制度で、保険料そのものを引き下げるものではないが、財政基盤の脆弱な保険者を直接的に支援する効果があることから、今後の当市国保の財政状況を踏まえ国保料率の見直しの際には、慎重に検討したい。国保料の減免及び資格証明書、短期保険証の取り扱いは、公平性の重視が求められる。被保険者からの申出、面談によって生活状況等を把握することが大切であり、今後とも、接触する機会の確保に努めると共に、調査を行いながら慎重な運用を心がけていく。
(2)介護では、利用料の2割への引上げ(対象は年金収入280万円以上)が4月から、施設の食費・居住費の補助の対象制限も8月から実施され、更に介護報酬を過去最大規模2.27%の引き下げは、「介護難民」を激増させるといわれています。「要支援1,2」の介護給付の打ち切り、特養ホーム入所「要介護3以上」への限定などの切り捨ては、「保険かけて介護なし」の状況をつくり出し、制度崩壊につながるものであります。次のことを求めます。
・自治体あげて国に見直しを求めるべきです。
・要支援者の訪問介護、ディサービスを介護保険給付から外し、市町村で「地域支援事業」に移行するのは2015年度7.2%の自治体にとどまるとの厚労省調査があるが、本市はどうか。
・要支援者への現在のサービスの継続と新たに要介護認定を受ける権利があることを確認、する。そして、従前どおり実施すべきです。
・介護保険料6期計画6,840円(5期当初5093円34%アップ)は、引き下げを求める。介護報酬が下がれば、一般的に利用者の自己負担も下がるはずが、政府資料では、第1号被保険者の保険料は全国平均で5,550円程度と第5期の4,972円の約10%の大幅アップとのことです。しかし、当市では、それをはるかに超える6,840円と第5期の実積額5,622円の22%アップとのことです。この大きな差はどこからくるのか、市民のみなさんにわかるように説明を求めます。加えて、介護保険への一般会計からの繰り入れを求めます。
・介護・福祉労働者の労働条件の抜本的改善を求めます。政府の介護職員処遇改善一人1万2千円のアップは現実化するのか。市は、率先して改善を図るべきであります。ハローワーク、市ホームページでの公募に応募がない労働条件では、現場は欠員のままで、労働者はもとより、利用者への負担が大きい実態をどうとらえていますか、併せて改善策を明らかにされたい。
【福祉保健部長の答弁要旨】
 制度開始以来、介護給付費が急速に増加し、高齢化の進展に伴い、ますます厳しい状況になるなかで、将来に向けて持続可能なものとするため、給付の見直し等により増大を抑制するための改正と考えている。次に、地域支援事業への移行は、当市は平成29年4月からとしている。移行後においても、現在と同様のサービスも設定される。要支援認定については、移行後は申請前にチェックリストを実施することとなる。訪問介護及びディサービスのみ利用の方は、チェックリストにより認定を受けることなく必要なサービスを利用することになる。その他予防給付によるサービスを希望している場合や要介護状態と見込まれる場合は、従来どおり認定を受けることになる。介護保険料は、介護保険給付費の一定割合を負担するもので、今回の介護報酬2.27%の引き下げは、利用者の自己負担及び保険料の引き下げの要因となりますが、高齢者や認定者数の増加、介護施設、サービス事業者の増加等による介護サービスの充実により、利用者が増加し介護給付費の伸びのほうが大きいため、保険料が上がることとなる。当市の保険料と全国平均との差は、認定率が高く、サービス利用者が多いことが主要因と考える。また、第5期で基金が底をつき、不足分を借り入れたことにより、第6期では、給付費の伸びに加え、借入金の返済分が上乗せされているためである。一般会計からの繰り入れは、介護保険制度はその費用と負担を明確にするため特別会計で運営することとされており、受益者負担の原則、公平な負担という観点から一般会計からの繰り入れは適切でないと考える。次に、労働条件の改善は、介護職員不足の原因の一つに賃金が低いことが挙げられている。平成21年度から介護職員処遇改善交付金制度が創設され、平成24年度からは、介護報酬の中での加算となり、一人当たり1万5千円の賃金改善となっている。今回の改正では、介護職員の資質向上、労働条件の改善等への取り組みをさらに進める事業所について、現在の加算に一人当たり1万2千円が上乗せされることとなる。加算の算定は、詳細はまだ国から示されていないが、事業所の賃金改善や体制整備の取り組みが必要で、制度の周知に努めていく。また、市の処遇改善は、これまでにも情勢に応じた改善を図ってきた。今後も、必要に応じてできる範囲で改善を図る。
(3)医療では、「医療・介護総合法」で病床削減を狙い、都道府県に2015年度から2年間で、「地域医療構想(ビジョン)」を策定させ、その担い手にさせようとしています。
当市では、2010年4月赤字の県立三島病院を四国中央病院へ移譲した問題で、(本年1月末)四国中央病院は305床の病院建設及び現三島医療センターに40床あて、後任の運営者に託す方向を提示し、県も了解し、その実現は2023年度を目途に対応とのことだが、「宇摩圏域の地域医療確保に関する基本協定書」(県、県公営企業管理局、公立学校共済組合の3者協定)締結から5年経過する現時点でさらに8年先の計画とは住民のいのちの問題の取組みの構えとして市民の理解は得られません。
・市として、県の責任を明確に求めるとともに、四国中央病院にも質すべきではないか。
・350床が何故305床と40床に分離されたのか、同時に何故市は了解したのか。立地場所についての具体的説明はあったのか、明らかにされたい。
【福祉保健部長の答弁要旨】
 まず最初に、県の責任については、現三島医療センターの立地場所が、東日本大震災における沿岸部での被災状況から、災害拠点病院を建設するには適地でないと判断されたため、別の候補地を検討しているのは事実である。売却益を新病院の建設費用に充てること等、一定の条件を満たせば、三島医療センターの土地および建物を売却することは、県の内諾が得られている。また、三島医療センターの運営に関して、移譲後の5年間は人的及び財政支援が行われており、今後、新病院を建設するにあたっても、県として何らかの支援が可能かどうか、検討をお願いしていきたい。次に、新病院の建設時期については、用地取得や基本設計及び実施設計の策定、工事期間等を考慮すると、完成までに一定期間を要することはやむを得ないと考える。次に、病床数については、県立三島病院以上前より、二次救急を担っているHITO病院及び長谷川病院が、それぞれ増床により救急医療体制が強化されている。また、地方の医師・看護師不足が全国的な問題となっている現状から、将来的な地域医療の確保を考えた場合、新病院の病床数が多少当初計画から減少しても、圏域内の総病床数を維持したうえで新たな医療機関が加わることは、現時点では最善の選択と考える。最後に、立地場所については、基本協定書に基づき三島地区内での候補地を検討している状況である。
(4)安倍政権は「子育て支援」「女性の活躍」を言いながら、国・自治体の公的責任を後退させる「子ども・子育て支援制度」の新年度実施を強行しました。公的保育制度を崩し、基準がさまざまな保育サービスの導入、営利企業参入の拡大、公立保育所の廃止や強引な幼稚園との統合など、保護者の願いに逆行する保育制度の改悪です。この流れを受け新制度における利用者負担額の改定案がだされているが、保育料の階層判定が所得税から市民税に変更、どちらにしても応能負担の原則により決められています。非常にわかりづらいものとなっています。国の基準額に照らせば、将来の保育料負担増の不安要素となっています。
一方、市の教育・保育施設再編計画においては、基本的な考え方として「乳幼児の教育・保育は、子どもが現在をもっとも良く生き、遊びを中心とする集団生活の中で健やかに育ち、生涯にわたる人格形成の基礎を培う上で、極めて重要なもの」とし、「子供の利益を第一に考え、市立幼稚園・保育所の再編をすすめる」としています。国はこれに逆行する内容の地域型保育事業として、19人以下の乳幼児を対象とした小規模、家庭的、居宅訪問型、事業所内の各保育事業を設定し、民間が参入することに解放するものです。
・これについて、市の捉え方はどうか。民間参入によっては、前段の基本的考え方及び施設の再編計画も当然影響を受けることとなります。公立の施設維持と認可保育所の増設を根幹に据え、取り組むことを求めます。
・保育の質の維持・向上を求めます。保育料の負担軽減については、幼稚園と同じく第3子以上の無償化、「子ども・子育て会議」も指摘している年少扶養控除の廃止に伴う在園児への影響を考慮し据え置く経過措置も設けるなどの実施を求めます。
【真鍋副市長の答弁要旨】
 子ども・子育て支援制度は、全ての子育て家庭を対象に、幼児期の学校教育・保育の総合的な提供や保育の量的拡大・質的改善、地域の子ども・子育て支援の一層の充実をめざし、本年4月より施行される制度である。新制度では、これまで個別に行われてきた公的な財政支援について、幼稚園、保育園、認定こども園に共通の「施設型給付」が創設され、一本化される。利用者負担は、階層判定が所得税から市民税となるが、負担金額は算定基準が変わっても利用者に大きな負担を招かぬよう設定している。また、地域型保育事業は、低年齢児の保育の受け皿を確保するため、新たに3歳未満児を対象に、主に19人以下の小規模事業所を対象に実施される事業である。今後は、現在の事業所内保育所などの認可外保育施設が市の条例に基づく基準により、認可を受けることが想定されるが、多様な施設や事業の中から、利用者がサービスを選択できる仕組みとなり、子どもを預けやすい環境が一層整うと考える。今後の公立教育・保育施設再編計画は、地域型保育と教育・保育施設との連携が必要であり、適正な定員設定と併せた保育の確保、提供を考えている。次に、第3子以上の無償化については、新制度における保育料の多子軽減の扱いは、教育認定の子どもが満3歳児から小学3年生の間、保育認定の子どもが0歳から5歳児までの間、第2子半額、第3子無料の扱いとなっている。それぞれが6年間での扱いであり、所得制限もないため、幼稚園、保育園の利用に関わらず、同様の軽減措置を受けることができる。また、年少扶養控除は、平成22年度の税制改正により廃止されたが、保育料算定においては廃止による影響が生じないように、今年度まで再計算の扱いをしてきたが、新制度においては、現行の税法上の市民税額による保育料の算定を行うことされている。四国中央市においても、平成27年度以降は現行税法上の扱いによる保育料の算定を行う。これは、税法上の扶養控除の廃止以降一定の期間が経過したことにより見直されたものである。
(5)子供医療費無料化では、去る12月議会において、篠原市長は2015年度後半には、中学卒業まで通院を含め無料化にすることを表明され、本議会に早速条例改正を提案されています。合併後も度重ねて要求してきた課題ではありますが、市民文化ホールの縮小見直しに舵をきる中、地域の子育て支援に果敢に取り組まれる姿勢は評価するものです。15年度中に、県下1市5町が実施となる見込みとのことです。県下で市として先鞭をつけられた意味は重いものがあります。
さらに、小学6年生までの学童保育の拡充、保育士・教諭・学童指導員の待遇改善など
子育てサポート体制の整備強化を求めます。
【子育て支援担当部長の答弁要旨】
 学童保育の拡充は、放課後児童クラブについては、今年度関川地域に1ヵ所増設され、市内全域で19校区22ヵ所開設しており、現在利用者は718名となっている。来年度からの新制度施行に伴い、受け入れ対象が小学6年生に拡大される。現在は小学3年生までの受け入れで、小学校内での解説が14ヵ所、児童館・公民館等の施設利用が8ヵ所あり、その内には民家の空家や農協施設等を借用し実施しているところもある。基準面積の児童一人当たり1.65岼幣紊鯔たしていない施設は5ヵ所あり、園児数が増加したクラブは、2クラブに施設を分割するなどの措置を取っている。小学6年生までの受け入れは、低学年とクラスを分けての運営も検討する必要があり、現在の施設ではスペースや指導員数が不足しており、すぐの対応が困難な状況である。今後は、高学年の保護者の需要等も調査し、学校の空き教室の活用等も含めて児童の受け入れが可能となるよう、早期に検討したいと考える。また、保育士、学童指導員の待遇改善は、保育士は現在、保育士加算や担任手当を支払っているが今後は加算や手当の増額、学童指導員は経験年数による賃金アップ等について他の業種とも比較検討し、働きやすい職場づくりを目指したい。
(6)「学校給食センター建設準備委員会中間報告」について、我々との1月21日の意見交換において、当局の説明は、幼稚園給食は土居、新宮地域の3園で実施しているが、川之江、三島地域の4園は未実施であり地域間格差解消のためセンター方式で実施する。学校給食の運営方式については、準備委員のアンケートにて意見集約をし、種々の検討結果から運営方式を段階的にセンター方式に統一する方向にした。今後は校舎の耐震化も終えるので、引き続き給食センター建設に取り組むとの説明でありました。
自校方式かセンター方式かの選択は、学校給食の根幹にかかわる重要な問題であり、それを準備委員の意見で集約するのはいかがなものかと質しても、「自校方式は現学校敷地内での給食施設設置は困難であり、できもしない計画を提示するのは無責任」「自校方式を固辞するなら将来に向かってできる保証はないが、三島のセンターは待ったなしであり進めるほかない」との強硬姿勢の説明は納得できません。一方、愛媛新聞の本年2月14日付けの取材記事では、市教委が「準備委員会」の答申を3月末目途に受けた後、意見公募を経て15年度中に基本構想をまとめる予定とし、「自校方式の廃止が前提ではなく、選択肢の一つ」と市教委は強調とありますが、説明の食い違いが大きい。
・重要な問題でありここで教育委員会の姿勢を確認するものである。何故、説明の内容がこれほどに食い違うのか。
・学校・幼稚園の給食提供の方式については、自校方式が最善と考える。生徒、保護者、調理員、先生など現場の声を広く聞き、タウンコメントの意見聴取でなく住民説明会での対応とすべきと考えます。見解を求めます。
【教育部長の答弁要旨】
 学校給食センター建設準備委員会の協議内容については、先の意見交換会において、学校給食施設の現状や課題、今後の施設整備の方向性について中間報告という形で説明しましたが、その要点は、次の3点。1点目として、幼稚園の給食は、土居・新宮地域のみ実施し、今後、未実施の川之江・伊予三島地域の幼稚園についても給食を実施し、地域間格差の解消を図ることが望ましい。2点目として、市内の学校給食施設は、自校方式とセンター方式が混在しており、段階的にセンター方式に移行することが望ましい。この提案の背景としては、学校給食法の改正で衛生管理基準が設けられ、調理過程の区分などが必要になり、自校方式を維持するためには、現行の約2倍から3倍の面積の施設が必要となり、敷地確保が難しい。加えて、自校方式は、食材納入業者の減少や調理員の労務管理など多くの課題があり、これらを解決するためには、センター方式へ移行することが望ましいことが挙げられる。3点目として、今後、児童・生徒数が減少することが予想されることから、将来、過大な施設とならないように既存の施設を有効活用しながら、適正な規模の施設整備を図ることが望ましい旨の説明をしたと認識している。今回の中間報告は、自校方式の廃止を前提として議論したものでなく、自校方式の抱える諸課題を解決するための方向性を示したものであり、現在の衛生管理基準に適合する学校調理場は、有効活用することも検討しており、報道内容と大きな差異を感じるものではない。給食施設の方式には、どちらの方式にも長所と短所があり、計画策定に当たっては、短所をいかに補い、「安全・安心でおいしい給食」を提供するかという視点が重要と考える。基本構想(案)がまとまれば、四国中央市自治基本条例の規定により、広く意見を募りたい。基本構想を具現化する段階においては、学校や関係者のご意見を拝聴し、計画に反映させるよう努めたい。

供ッ楼茲領呂魍茲す産業振興が求められている について
外からの大企業「呼び込み」に頼る地域振興策は全国各地で失敗を繰り返し、誘致した大企業が雇用にも地域経済にも責任を取らず撤退する事態が相次いでいます。安倍政権の大型開発推進は、自治体が必要な事業をすすめる際の入札不調や人手不足などの深刻な問題も招いています。また、安倍政権は地方に「特区」(規制緩和)を広げ地域振興の柱にしようとしていますが、「解雇特区」など働く人の「使い捨て」を容易にすることで大企業を呼び込もうという規制緩和は、不安定雇用と低賃金を広げ、地域経済の地盤沈下を加速させるものです。「カジノ解禁」という賭博場の開設まで「呼び込み」の対象にしていますが、ギャンブル依存症を住民に広げ、家庭も地域社会も壊し、疲弊させることが地域振興の名に値しないことは明らかです。
当市は、「企業立地促進条例」を制定し、企業誘致に取り組んでいるが、平成18年から25年までの奨励金交付実績は、22社21件で3億5469万円、市外業者が4社4件、市内が18社17件となっており市外への流出を留め置くのに役立てている点、すべての交付企業が現在も健在である点は注目に値します。地域に根を張って頑張る中小企業、産業を応援することこそ地域再生を図ることができます。この道こそ、若者をはじめとした定住の拡大、人口回復、地方経済と地域社会の持続可能な成長につながります。引き続く取り組みを要請すると同時に、対象企業に労働基準法遵守の報告を求めること。
・加えて、安定した雇用、生活できる雇用を地域につくる為、労働者派遣法の改悪に反対し、中小企業への抜本的な支援と併せた最低賃金の引上げこそ必要です。自治体としても非正規雇用から正社員への転換を支援する労働相談の窓口を設置すべきです。中小企業振興条例を制定し、すべての中小企業・地場産業・商店街を視野に入れた振興・支援策の展開を求めます。住宅リフォーム助成を本年度も継続することとしているのは評価するとともに、内容の充実を求めます。公契約条例の制定で、生活できる人件費の水準確保と人手不足の解消を求めます。上島町で公務労働者などの賃金引上げの意見書が採択されていますが、当市も見習うべきです。これらに対する見解を求めます。
・製紙業ある限り埋め立て事業は必然と言われてきたが、技術革新によりスラッジ灰の再生利用への転換も図られるなか、産業廃棄物の処理対策及び東日本大震災の教訓から今後の埋め立て計画の見直しに着手すべきと考える。併せて、内陸開発による工業団地の計画の見通しについても見解を伺う。
【篠原市長の答弁要旨】
 企業活力の維持・発展を続けるための企業立地施策は、合併直後の平成17年度に制定した企業立地促進条例に基づき、一定の投資と雇用に対し奨励金を交付し、企業立地の後押しをしている。これまでに、工場や四国内の営業所統合等の誘致、市内企業の留置・増設など、薬180億円の投資と203人の雇用が創出されている。特に市内企業の留置対策にも大きな効果があり、今後も本制度を活用しながら地場企業の活力と雇用の創出につなげたい。また、労働基準法の遵守にかかる報告は、奨励制度の手続きにおいて、立地の基準日の1年後に、労働者名簿やハローワークの雇用保険台帳などの提出を求めることにより、確実な雇用への確認作業を行ってから奨励金を支出しており、関係法令の遵守等について、その段階でチェック可能となっている。次に、労働相談の窓口の設置は、全国的に労働基準監督署及びハローワークという国の機関に委ねられており、それぞれの職務範囲において適正に指導・執行されている。市が担うべきは、ホームページ等での周知をはじめ、産業支援課や生活相談窓口等を訪れた相談者に対し、迅速かつ適切な情報提供を行うことと考える。最後に、中小企業振興条例の制定は、愛媛県中小企業家同友会等からも、制定に向けた打診を受けている。本条例は、主として理念条例となるだけに、その必要性を含め、本市の産業特性に合う内容やその方法論について、今しばらく調査・研究が必要であると考えている。
【産業活力部長の答弁要旨】
 本市の中小企業支援、地場産業の振興は、企業立地奨励制度などを活用した商工労政施策に留まらず、公契約条例と同様の主旨で、公共工事の発注時の特約事項により、市産出材の愛用や地元労務者の雇用を促すなどの取り組みを行っている。今後も、これらの施策を総合的に活用しながら、地域経済の活性化と雇用の創出に努める。次に、当市の埋め立て事業は、これまで産業廃棄物等の処分と土地の造成、それに伴う社会資本の整備を目的に行われてきた。製紙業からの管理型廃棄物は、再生利用も進み処分量が激減しているが、将来的な埋め立て事業は、製紙及び建設業界の動向や土地利用のあり方と需要、また臨港道路等の港湾整備など、多角的に検討すべきと考えている。また、内陸開発の工業団地計画は、昨年度策定した四国中央市工業団地整備計画に基づき、整備を進めていく。立地する企業ニーズによっては、求められる用地が臨海型、内陸型のいずれの形態が適切かも異なると思われるので、企業の立地概要等により適宜対応していく必要がある。
・農業・農協解体問題では、安倍政権は戦後農政の大改革として、家族農業を否定し企業や企業的経営への転換に踏み出しました。邪魔になる農協を「農協改革」と称し、事実上「解体」し、農地の取得や農業生産を企業が自由におこなえるようにしようとしています。同時にTPP反対運動の要として頑張っている農協への政治的圧力でもあります。今こそ、TPP反対、農業・農協つぶしストップの共同を広げるときと考えます。先般も、宇摩農協へ春闘要請で伺った折、小規模農家を守り農地を荒廃させてはならないとの思いに接しました。また、(川滝・新宮・富郷・豊岡地域で)組合員の交通弱者の買い物移動手段を支援し、JA事業利用者の利便性向上と地域貢献を目的に乗り合いバスのサービスを開始するとのこと、市との連携も課題ですが、知恵をだし地域づくりに挑戦している姿に共感を持ちました。こうした組織を力で壊そうとする政治に未来はありません。共同して守る役割を自治体として果たそうではありませんか。見解を求めます。
【産業活力部次長の答弁要旨】
 政府において、今通常国会にいわゆる農協改革、関連法案改正の提案がなされている。現在、農業を取り巻く問題として、農産物価格の低迷を始めとした、後継者不足の問題、耕作放棄地増加の問題など、解決すべき喫緊の諸問題があり、行政機関はもとより、関係機関や団体において問題解決への模索がなされている。このような中、『地域農業におけるJAの役割は、農家への農業経営指導、農産物の販売、肥料等の購買、貯金や融資などの信用事業や福祉事業など、農家はもとより市民生活に密着した各種の事業を担っている。また、「JAうま」は、「じゃじゃうま市」利用者への乗り合いバスサービスの開始や農業振興をはかるため市と連携した担い手育成事業や6次産業化支援など、各種施策の実施機関としての役割を担うなど、農業協同組合の活動は地域に深く根差したものであると認識している。これからの農業改革として求められることは、農業所得の増加による後継者の育成と地域農業の活性化であると考え、それぞれの地域JAが更に特色ある取り組みを進め、活力ある地域農業再生の核となることが求められている。従って、国の農業改革については、今後も高い関心を持って注視していきたいと考えている。

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東日本大震災から4年、阪神・淡路大震災から20年がたちました。「国土強靭化」に名を借りた不要不急の大型事業でなく、すべての被災者の生活と生業(なりわい)を再建するまで必要な公的支援を行うことを、復興の基本原則に据えることが求められています。防災・減災対策を促進し、災害に強い街づくりを進めること、災害時に住民のいのちを守る地域の医療・福祉のネットワークを強化し、消防・自治体の人員確保を含め体制強化を図ることが急務です。当市でも、地域住民向け施策として自主防災組織の育成(15年3月時点108団体)や防災マップの作成、災害時等における支援協力に関する協定締結団体(15年1月時点41件)など広げる取り組みをめざしており、さらに充実させることを要請します。
一方、東日本大震災やそれ以前の巨大地震(1964年の新潟、2003年の十勝沖地震)でも発生しているコンビナート地区での大規模災害が、国、県、市からの情報発信はもちろん、メディアも報じていないことに違和感を持っております。こうした事例にあって、平常時の危険物タンクや関連施設の保安管理の問題も重大と言われています。高圧ガス保安法への改定で、事業者による「自主保安」への転換や点検周期の延長などがすすめられたことが被害の拡大につながっているとのことです。「事業者の自己責任原則を重視した自主保安誘導型の規制へ」という国や自治体の公的責任の後退を伴った規制緩和によって、大量の危険物漏えいをもたらす危険性があることは重大と指摘されています。
当地では、地場産業の巨大工場群が立地しており、そこには種々の危険要素が内在しており、南海トラフ大地震が30年以内に70%の確立でおこるといわれている中で、労働者と住民のいのちを守ることを最大の眼目に、大規模災害を想定した未然防止(予防対策)、災害発生時の応急対策(消防と避難)、近接する市街地への災害拡大防止対策を緊急に検討すべきと考えます。その際は、科学的知見に立った総合的プロジェクトチームの取組み、一自治体での取組みでは対応が困難であり、県はもとより瀬戸内圏の面的連携及び国の役割りが問われます。
この分野での取り組みの現状と考え方を質します。
【消防長の答弁要旨】
 本市においても、近い将来南海トラフを震源とする地震の発生が危惧されており、その被害を軽減するため施設の耐震化や資機材の整備など、災害に強いまちづくりに向けた様々な取り組みを行っている。災害の発生に備えた医療や福祉に係る体制の強化は、非常に重要な課題であると認識している。愛媛県は、昨年11月に関係機関の役割分担や情報伝達フローなどを見直した「医療救護活動要領」の改定を行ったところである。また、本市ではHITO病院を中心とする在宅医療連携拠点センターにおいて、在宅療養患者に対する災害医療の在り方などについての検討が進められている。福祉ネットワーク体制の強化については、昨年8月、東予地区老人福祉施設協議会において、福祉施設の連携を図り、災害時における施設利用者の受け入れや応援職員の派遣などの相互応援を円滑に行うため「災害時の相互応援協定」の締結がなされたところであり、今後とも医療・福祉体制の強化に努めていく。平常時での活動は、地震防災対策講座などの出前講座を通じた意識啓発や自主防災組織の結成促進に努めると共に、災害発生時の物資調達や人的支援など、減災体制等の強化に向けた支援協力等の応援協定の締結を進め、今年度は、瀬戸内海の沿岸70市町村で構成する「瀬戸内・海の路ネットワーク災害時相互応援に関する協定」や宇摩電気工事組合や東予クレーン協同組合との「災害時の応急対策業務に関する協定」等6つの応援協定を新しく締結した。大災害へ備えた地域防災力や体制の強化に向けて、引き続き自主防災組織の結成や資機材の整備促進などに取り組んでまいりたい。
 次に「南海トラフ大地震を想定した当市の工場群への取り組み、考え方」については、東日本大震災では、危険物貯蔵タンクが流失した。本市においても、臨海部を中心に製紙企業を中心とする多数の工場があり、ボイラーの燃料となる重油や漂白剤の過酸化水素などの危険物、塩素系などの毒劇物が多く保管されている。これらの危険物などを保管する施設に対しては、安全に保管できるよう予防課において定期的に設備等の査察を行い、不備があればその都度改修を指示している。危険物施設等の多くは、タンクのみならず、配管などについても大震災に備えた漏えい対策などの耐震化がなされており、事業所においても南海トラフ地震発生時の対応や従業員等の安全を確保するための津波避難路等を定めた南海トラフ地震防災規程も策定されている。しかしながら南海トラフ巨大地震を想定した愛媛県独自の地震被害想定の調査結果では、本市の最大浸水深は3.6m、最大震度は7と推測されていることから、引き続き設備の安全確保や被害の拡大防止に向けて指導していきたい。
 臨海部の港湾施設に関しては、大震災に備えた耐震強化岸壁の整備計画を国、県に要望している、行政機関と関係企業等で構成する「三島川之江港のあり方検討委員会」においても、製紙会社等の荷主や港湾関係者において、防災対策を含めた課題を共有し、解決策を検討しているところである。
 さらに、港湾管理者である愛媛県では、大災害発生時の対応や組織のあり方、その準備などを定める「港湾の事業継続計画(BCP)」を平成28年度までに策定することとしており、県との協議を進めながら、これまで以上に関係者や関係機関、近隣市町等との連携を強化し、市民の安全確保に取り組んでいきたい。

4.国いいなりか、住民自治と自治体機能の再生か について
安倍政権は、「地方創生」の名で、自治体再編をねらった地方切り捨ての「集約化」をすすめようとしています。
「集約化の手法」はコンパクトシティの実現のため、都市機能及び居住誘導区域を定める「立地適正化計画の策定」を自治体に義務付け、従わなければ国庫補助事業として認めないとしています。これは、地方分権に逆行する地方統制であります。
「集約化の中身」は、公共施設や行政サービスを「拠点都市」に統廃合し、身近な住民サービスの低下と周辺部の切り捨てをすすめ、地方の衰退を加速させるものです。その先には、新たな自治体再編や道州制が狙われています。
まさに「平成の大合併」の失政の繰り返しを、更に強権的に押し付けようとしています。
いま求められているのは、合併による身近なサービスの切り捨てから充実へ、そして地域の再生を図ることと考えます。加えて、新たな市町村再編や道州制の導入には反対すべきです。第二次総合計画では、まちづくりの理念として『市民一人ひとりのしあわせづくりの応援』を掲げており、この立場から国の「集約化」に対する見解を求めます。
同計画にうたわれている市民自治の促進の立場から、地域の再生のためにも諮問行政による答申(検討結果)の報告、通知による市政運営は改めることを求めます。その際、タウンコメント方式から、広く市民の声を聴取するため、地域、政策に係る対象者などのアンケートや住民説明会方式に転換するとともに、検討経過を適時公表、議論の場の設定を求めます。
議会が住民の代表機関としての役割を果たせるよう、少数会派・議員の質問や発言の権利の尊重、審議時間の十分な確保、審議内容の住民への徹底した公開を求めます。また、質問通告の締め切りを、議会開会日の前日に設定変更は、市長の施政方針・所信表明を不問に扱うものであり、是正を求めます。旧市町村の住民の声を議会に反映する道を閉ざす議員定数削減は認められません。住民自治と自治体機能の再生の見解を求めます。
【企画財務部長の答弁要旨】
 国が定めた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、中山間地域における「小さな拠点」の形成、地方都市におけるコンパクト化と公共交通網の再構築をはじめとする周辺等の交通ネットワークの推進、地域間の連携促進による自律的な経済・生活県の形成促進など、暮らしの環境と充実を進め、活気にあふれたまち・ひと・しごと創生を実現することにより、まち・ひと・しごと全体の好循環実現を目指すとしている。日本は2008年ごろを境として、人口減少社会に突入しており、今後、更なる急激な人口減少が予測される中で、仮に出生率の向上が図られたとしても、今後数十年間の人口減少は避けられないことから、人口減少に対応し、効率的かつ効果的な社会システムの再構築を進める必要がある。当市は、新年度を初年度とする第二次総合計画の前期基本計画の施策の中に「快適な集いと定住のまちづくり」を掲げているが、「未来につながる都市整備の推進」として「市街地整備の推進」の取り組みで、集約型都市構想・コンパクトシティによる川之江地区のまちづくりを計画している。また、立地適正化計画について、当初予算に計画策定費を計上しているが、今まで郊外へ拡散してしまった都市構造により、インフラの維持管理等の困難に直面している現状から、人口が急激に減少する局面の中で、都市の利便性を維持するために公共施設や商業機能の集約化を図り、持続可能な都市構造とするとともに、高齢者などについても徒歩圏内で生活できる都市づくりを行っていくものです。これは、川之江地区まちづくりの「公共施設の機能再編を契機とした、街の再生を図る」という方針にも合致しており、立地適正化計画を本市の都市再生整備計画に活用したい。
 次に、市では、平成19年に四国中央市自治基本条例を制定し、市民の市政への参画の手法として審議会等やタウンコメント、住民投票などについて定めている。また、平成20年にはタウンコメント手続き条例を設け、市が重要な施策等に関する計画や条例などを決定するにあたり、市民に素案の段階で公表し、広く意見等を提出する機会を設け、その提出された意見等を考慮して最終的な意思決定を行い、提出された意見と市の考え方を公表する一連の手続きを制度化している。この具体的手続きの定めは、姿勢の透明性の向上と市民の市政への参画と公平公正で開かれた姿勢運営と協働によるまちづくりの実現のための担保であると考えている。タウンコメントは、手続きを条例で制定して6年が経過し、すでに制度として定着してきたものと考えている。議会に関する問題は行政側が直接答弁できる立場にありません。
※タウンコメントについては、実態として利活用がされていないこと、意見を求めるのに条件を付し、これまでも市当局に不都合な意見が拾われていないなどの問題、課題があります。
 
后セ毀韻里らし優先の財政運営を求める について
大企業には2015・16年度で1.6兆円もの大減税のばらまき、285兆円の内部留保の温存。国民には消費税の押し付け、国保料、介護保険料、保育料などに応能負担を導入、社会福祉法人の内部留保は、吐き出させる。日本共産党を除く、自民党をはじめとする政党は、憲法違反の国の税金による政党助成金年間320億円を分け取りし、この20年間で総額6,311億円にのぼります。これを廃止させましょう。企業団体献金による財界いいなり政治で、国民を苦しめる政治は即刻転換をさせましょう。
そのために、納税の大原則、応能負担を大企業にあたりまえに適用させ、内部留保を労働者・国民に還元させ、消費税に頼らない別の道を切り開き、同時に無駄を省き国・自治体財政の健全化を図ることを国に求めましょう。
同時に、市に住民サービス確保、充実の立場での財政運営を求めます。
当初予算案は、一般会計356億7千万円と前年度比8.4%減、主に大型建設事業完了や見直しにより約40億円減となりその主なものは、歳出で普通事業費45.6%減、連動して歳入の市債は、45.4%減となっています。大型箱物の計画が財政運営において、改めて問われています。市税は、減少の見込みで、理由は、個人消費は駆け込み需要の反動の長期化、企業部門の内需減の影響とのこと。「アベノミクス」の影響はすでに表れており、更に押し付けられてはたまりません。消費税10%はキッパリ中止を求めましょう。
事業会計においては、事業債の借り換えで、前年度比150億円も増加し、安易な借金の先送りは再検討を求めます。
一方、主な20事業にはあげられていませんが、太陽光発電設備設置補助事業1200万円は、予算は小さいが、理念は創大です。再生自然エネルギーの活用事業から国、県が撤退するなか、市が継続の意志を堅持した意味は大きく、評価します。住宅リフォームの継続もきらりと光っています。
つぎに、臨時財政対策債が、市債全体の約3割(31.4%)に達しています。同時に、合併特例債についても、422億4300万円満額をあてにし、15年度末で257億1400万円と60.9%に達するとしています。国が全額及び7割を交付税で見てくれるから、14年決算段階で551億円の起債の内、市が返すべきは218億円に大幅に減少すると試算していますが、「借金すればするほど返す金が減る」といううまい話には乗れません。国の財政運営は不安定であり、起債(借金)は慎重でなければなりません。
冒頭指摘したとおり、合併「一本算定」による地方交付税削減額が約6億円に縮小、約14億円余裕が生まれる見込みです。
15年3月での財政調整基金が68.1億円あり、そのうち38億円が合併算定替え終了に備えた激変緩和措置として積立ています。これは、財政危機回避として、住民サービスの切り捨て、職員の人減らし、賃金削減の押し付けなどにより積立したものです。財政の中期見通しでは、これをさらに18年度に93億円とする計画ですが、予算は、そもそも単年度主義であり、溜め込むのではなく市民のために使う方向へ転換すべきです。同時に、箱物建設中心の財政運営を市民のくらし優先に切り替えることで対応することを求めます。
【企画財務部長の答弁要旨】
 この3月補正予算において、約2億5千万円の財政調整基金積立金を計上しており、平成22年10月にお示しした基金積立方針の目標額68億円に達する見込みである。今後は、将来において公債費負担の軽減を図るための減債基金やクリーンセンターの更新及び新庁舎建設などの財源確保に向けた特定目的基金への積立が課題と考える。なお、地方財政法第7条において、「各会計年度の決算剰余金(=実質収支)は地方財政の健全性の確保という観点から、剰余金を生じた翌々年度までに当該剰余金の内、2分の1をくだらない金額を基金に積み立てるか、または、地方債の繰り上げ償還の財源に充てなければならない」と規定されており、これに基づき、今年度においても財政調整基金約2億5千万円のほか、減債基金約6億8千万円の積立金を計上している。また、昨年10月に改訂した「財政の中期見通し」の中で示した財政調整基金残高は、中期見通しの試算を行う上で、歳入歳出差引額をすべて財政調整基金に機械的に積み立てることを前提にしているため、実際の積立目標額とは異なる旨説明させていただいてきた。最後に、予算配分については、新年度予算においても、喫緊の課題である小中学校施設耐震化や子育て支援策としての中学校卒業までの医療費完全無料化、また、農林水産業をはじめとする地場産業への支援策や公共施設等の長寿命化、耐震化、住宅リフォーム助成事業や太陽光発電設備設置補助事業の市単独での継続実施など、市民にとって、より重要な施策から優先的に予算配分を行ったところである。なお、事業会計における事業債の借り換えは、平成24年度から計画的に低利にて借り換えを実施しており、平成27年度は、161億6840万円を低利に借り換えることにより、年間1億円以上の支払利息の軽減を図ろうとするものである。

此ダ鏝70年、平和と民主主義が花開く政治に ついて
今年は、第二次世界大戦が終結して70年の節目の年です。日本共産党は、この年を、歴史を過去に逆戻りさせようとする策動を打ち破り、平和と民主主義への願いがまっすぐに生きる新しい政治をつくる転機の年にしていくために全力を挙げます。
安倍首相は、昨年の総選挙後「憲法改定は自民党の結党以来の目標」だと公言し、憲法9条を焦点とした改憲への執念をあらわにしています。戦後70年談話において独自認識をにおわせ、集団的自衛権行使に踏み出す自衛隊派兵の恒久法制定、周辺事態法の周辺規定を取り払い、さらに文官統制を廃止する策動など、まさに戦争する国づくりへ暴走を加速しています。
本市は、「世界の恒久平和をまもり、美しく豊かな地球を後世に引き継いでいくことは、人類共通の願いである」とし非核平和都市宣言をしています。この立場から、いま平和行政を地域で取り組む意義はとりわけ重要であります。図書館に平和ライブラリーコーナーを設置する、平和パネル展を各種行事と併せ取り組む、平和モニュメントの設置などをとおし、市民のみなさんに平和の大切さを訴えていくことを求めます。
【総務部長の答弁要旨】
 2015年8月15日。70回目のこの日は、いつものように、蝉時雨に包まれながら、平和への誓いを日本国民が等しく胸に刻む時を迎えます。今、我が国は、人口の約8割が戦後世代を占める時勢であり、特に驚愕的であることは、終戦記念日を知らないという世代が増加傾向に推移していることで、このことは、先の大戦の風化が顕著に進展している、その証左であると認識している。このような現実に思いを馳せるとき、時代の変遷とともに悲惨な戦争が、風化されつつあることに憂慮せずにはいられません。私たち日本国民が等しく享受している今日の平和と繁栄は、先の大戦において、戦塵に散り、戦禍に倒れた先人の尊い御霊により築かれていること、また、悲しい歴史を再び繰り返さないためにも、この大戦で学んだ教訓と平和の尊さを次世代に伝承していくことこそが、今を生きる私たちの、そして行政の最たる使命であると共に、責務であると思っている。昨年、当市において太平洋戦争中の1944年に、当時の川之江高等女学校の生徒たちが勤労動員で風船爆弾を作った経験を題材にした、平和への祈りと願いを込めたミュージカル「風船爆弾を作った日々。シャボン玉宇宙まで飛ばそ」が上演され、往時の悲惨な歴史が伝承されました。その制作発表会の席上で、当時の女学生が「米国に飛んだ風船爆弾で何人もの人が亡くなった」ということを終戦後に知り、すごく心が痛んだと、しみじみ述懐していた姿が、今なお、私の脳裏に焼き付いているところです。このように、この四国中央市で苦難に満ちた往時を生き抜いた人たちが経験した悲痛な思いを深く胸に刻みながら、今、この地に生きる世代、そして、明日を生きる世代に、戦争の惨禍が再び繰り返さないよう、悲惨な戦争と平和の尊さを、あらゆる機会を通して、伝承してまいりたいと考えております。

以上、市民のみなさんにわかりやすい答弁をお願いし最初の質問とします。

<再質問>
介護:一般会計からの繰り入れはできる
厚労省は、自治体が行っている保険料の減免に対し、(欷盈舛料干枳判、⊆入のみに着目した一律の減免、J欷盈糎彩畔に対する一般財源の繰り入れ、を不適切とする「3原則」示していることに対し、2002年3月19日 参議院厚生労働委員会でわが党井上美代議員は、この「3原則」は「助言」にすぎず、「自治体がそれに従う義務はない」ことを坂口厚労大臣に明言させました。よって、繰り入れは可能です。現場を知る職員のみなさんこそ、繰り入れの実現にお力をお貸しください。

政府は、「社会福祉法人などの介護事業者には内部留保があるから介護報酬を下げる余裕がある」とのこと、社会福祉法人の内部留保は、大企業の内部留保と違い株主に配当されるものではなく、特養ホームなどの新設を行う原資となるもので、「介護難民」解消のために特養などの増設が必要な時に、それを妨害する予算であり、言語道断です。
それなら、逆に大企業の内部留保を社会に還元させ、労働者、国民のいのち・くらしに役立てる道に舵をきるべきです。市長どうです。
【福祉保健部長の答弁要旨】
 一般会計からの繰り入れについては、国や他の自治体の動きを見てみたい。

給食:13年には、三島と土居の両センターの統合方針を明らかにし、わが党青木議員の13年3月議会の答弁でも「12年の7月の委員会に於いて一本化で進めることで了解を得ている。個々に戻すことはまずない」としていたものを、昨年12月議会で、突然川之江を含め検討すべきとの意見で現在センター化を検討中とのことであった。
三島の給食センター建て替えは10年前から課題に挙がっており、土居との一本化を表明していたにも関わらず、川之江を含めセンター化の提起は問題を複雑にし、三島給食センターの建て替えそれ自身を揺るがすものであり、軽々に論じるものではない。
「建設準備委員会」の役割は、生徒や保護者など関係者へのアンケートを取り、その意見から給食の果たしている、果たすべき役割、効果を分析し、たたき台として市へ提案すべきものと考える。
【教育部長の答弁要旨】
 
川之江の各学校給食設備も昭和55年、56年整備するなど古くなってきている。将来を見据えた立場での検討をしている。

「集約化」:地方創生の背景について、今回の総選挙での自民党の「政権公約2014」には、「道州制の導入に向けて、国民的合意を得ながら進めてまいります。導入までの間は、地方創生の視点に立ち、国、都道府県、市町村の役割分担を整理し、住民に一番身近な基礎自治体(市町村)の機能強化を図ります」としています。つまり、道州制導入までの準備段階として「地方創生」を捉えています。国土交通省は、2050年度にむけての新たな『国土のグランドデザイン2050』を14年7月4日に決定し、なかでも、リニア新幹線を大前提に三大都市圏(品川・名古屋・新大阪)を結合した「スーパーメガリージョン」形成と「コンパクト+ネットワーク」による「高次地方都市連合」(人口30万人程度)構築を盛り込み、これをもとに、「国土形成計画」の見直しの予算を概算要求しているとのことです(地方創生で地域は再生するか:岡田智弘論文引用)。平成の合併を繰り返してはなりません。
「立地適正化計画事業」に3千万円もかけるなら、このような、背景を把握したうえで、国に振り回されず、二次総合計画を充実、発展させるべく、国の制度をわが街のために使い切る立場で、衆知を結集し取り組むことを求めます。
【企画財務部長の答弁要旨】
 第二次総合計画の分野別、共同プロジェクトなどを通じ、具体的に進めていく過程で、「地方版総合戦略策定」に反映したい。
【建設部長の答弁要旨】
 川之江地区まちづくりについては、市の独自性を発揮していきたい。

<再々質問>
 
時間も限られており、最後に二つのことを紹介しておきます。
「平成の大合併」について、西尾勝氏(東京大学名誉教授)は4日の参議院調査会で「当時は合併を推進する立場だったが、結果をみると大失敗だったといわざるを得ない。それぞれの地域の自治を守る方策を考えるべきであった。」西尾氏は、自身を道州制の慎重論者だと述べたうえで、「自治体数が多すぎるのでさらなる合併を進めようという議論は非現実的。平成の大合併の失敗を繰り返すことになり、地方自治体からの反発は避けられない」と表明していると(赤旗3月7日)報道されています。
また、6日の衆議院予算委員会で、石破茂地方創生担当相は、自治体に策定を求める地域活性化の5か年計画「地方版総合戦略」に関し「複数の自治体をまたいで作る方が効果的な場合もある。県をまたいでも結構だ」と説明。「何が地域に一番寄与するかが大事で『自治体ごとに』という狭い考え方は持っていない」として、弾力的に対応する意向を明らかにしたと(愛媛新聞3月7日)報道されています。
地方創生が、道州制の準備段階としてとらえられていることが、早くも垣間見えます。同時に、平成の大合併が推進者をして、大失敗であったことを明らかにし、道州制は平成の大合併の失敗を繰り返すといわしめています。
いまこそ、国いいなりではなく、住民のいのち・くらし一番に考えた対応が求められています。立場は違っても、住民のみなさんの幸せを考え、それぞれの分野で知恵出し合い、未来の市のあるべき姿を練り上げようではありませんか。
これをもって代表質問を終えます。

 

2014年12月議会  白紙に戻した市民文化ホール設計委託料の処理について

12月議会一般質問 「白紙に戻した市民文化ホールの処理について」ほか2件で質問

12月9日(火)2番手で質問に立ちました。
質問の要旨は、次のとおりです。一問一答方式で行いました。
 質問項目1.白紙に戻した市民文化ホール設計委託料の処理について
(1)9月議会答弁以後の経過説明を求める。応札業者聞き取りと詳細内訳書、および
設計者の収集情報の内容の明示を求める。 その分析結果を問う
(2)特記仕様書の設計与条件及び契約書第45条、第46条と第58条などの市の認識を
問う
(3)当事者(市・設計事務所)間の協議内容と経過を明らかにし、市民に説明責任を
果たすうえで、委託料の一部返還を求めるべき
質問項目2.入札問題について。予定価格の事前公表は適切か
(1)予定価格の事前公表導入の理由は、そもそも何か
(2)1円単位まで同額応札、川之江、新宮地域に集中、落札率86・90%。一方、
  三島・土居地域は落札率が高止まりで推移している状況認識を問う
(3)落札状況を他の自治体や県との情報交換はなされているか
(4)背景を分析し、予定価格の事前公表の適否を判断すべき。公募型の地域枠を
取っ払うのも一策ではないか
質問項目3.サービスは高くの立場から、老人福祉施設と公園管理について問う
老人福祉施設について
(1)平成25年度決算より、旧自治体4地域での運営経費・条件が違うのはなぜ
(2)利用実態をどうとらえているか
(3)公平・平等な扱いといえるか。高齢者の集える施設でこそ、安否確認できる
深い交流のつながりを構築すべき。不均衡な取扱いは是正すべき
公園管理について
(1)公園管理について、都市公園でありながら、なぜ所管課が異なるのか
(2)公園管理の一元化を目指して取り組んできた経緯があるが、現在の到達点は
どう整理されているか。
(3)都市計画課直轄管理の総合公園とそれ以外の下で管理しているのとで、対応の
違いが目に見えて顕著なのはなぜか
(4)都市公園は、公園機能・環境の充実の上からも、都市計画課が管理のうえ、
  公平・平等の視点で、市民に対し年次計画を立て充実していくべき

一般質問全文・答弁をお知らせします。
議席番号5 日本共産党 三好 平 です。
安倍内閣は、秘密保護法、集団的自衛権行使容認など、国の有り方の根本を揺るがす際に国民の信を問う機会を与えずにおきながら、今回は政権延命の大義なき解散を強行しました。
満身の怒りをもって抗議するとともに、この機会をとらえ、国民のいのち・くらしを守るため日本共産党の躍進で、安倍政権に厳しい審判を下すべく奮闘することを表明し、質問に入ります。

機イ泙此白紙に戻した市民文化ホールの設計委託料の処理についてであります。
(1)9月議会での私の「白紙から出直し、計画・予算の大幅縮小で市民の声に応えよ」との質問に対し、当局の答弁は、「3度目の入札不調の結果を受け、今後は入札参加者への聞き取りや詳細な内訳書をもとに、設計者を通じて収集した情報も加え、どうしてこのような開きが出たのかという原因について分析を行いたいと考えている。また、事業実施を前提として、現計画を白紙に戻し、市の財政状況や今後の入札環境に配慮しながら、市民が求めている実現可能な機能・施設規模を早急に再検討し、早期着工・完成に向けて鋭意努力していく」とのことでありました。現計画を白紙に戻し再検討することとなったことは、市民の声に応えた方向であります。
1)そこで一つは、不調となった原因調査の内容の明示を求めます。併せて、その分析結果を問う。
企画財務部長の答弁要旨:入札時に参加者から提出の「工事内訳書」によると、大きな金額の開きが出ているの工種は建築主体工事約11億円、電気設備工事で約1億7千万円である。建築主体工事の中でも鉄骨工事において約5億7千万円の差が生じており、ほかに約1億円余りの差があるのが、直接仮説工事・土工事・鉄筋工事・型枠工事・金属工事・内外装工事である。
 次に、設計者を通じての聞き取りでは、全国的に、大型工事の入札不調による積み残しが発生しており、その上に新しい年度の発注がなされ建設業界の発注量と受注可能量の間のアンバランスが生じ、各工事における見積額の高騰が予想以上であるという回答を得ておる。今年3月に行った2回目の入札では、最低応札額が税込で約70億7千万円、その後、5億円を超える仕様の減額見直しや約2億8千万円の外構工事を別発注するなどして臨んだ今年8月の3回目の入札では、約76億4千万円と設計内容を圧縮したにもかかわらず、僅か約5か月の間に応札額が急激に上昇している。
 このことからも、入札不調の主要因については、工事量の増加による急激な資材単価の高騰、型枠工などの技能労働者不足に起因する下請労務単価の高騰による予想を上回る工事費の高騰であると考えている。
三好見解の要旨:需要と供給のアンバランスが原因とのことだが、当初設計内容をどう見ているか。(2回目の入札での)14億5500万円を超えての差をどう分析したか。
市民文化ホール等整備課長の答弁要旨:発注方式を分離をやめ一括に変え応札業者の望身に答え、主要単価の一部も見直したので、ある程度適正になったものと判断した。
三好見解の要旨:当初の設計が無理矢理に詰め込んだ内容だったとの我々の主張の検証を明確にすべきことを求めて次に移る。

(2)設計委託契約書、特記仕様書から
1)特記仕様書の設計与条件のうち、建設条件として、「予定工事費50億円(造成費をふくむ)、建設工期平成25年6月から平成27年3月指定の期日までに完工引き渡しを設計条件とする」と謳い、余裕幅を認めていません。認識はどうか。
市民文化ホール等整備課長の答弁要旨:基本設計及び実施設計の業務委託契約締結の際の特機仕様書であり、そこに記載された予定工事費50億円は、設計者選定のプロポーザルコンペの「延べ床面積10,000崢度」「概算事業費50億円を予定」に基づき算定されているので、あくまでも概算事業費という認識を持っている。
建設工期に関する「平成25年6月から27年3月指定の期日までに完工引渡しを設計条件とする」という記載については、1年9か月を工期とする工種・工法を採用して設計する条件を明文化したもの。具体的に言えば特殊工法を用いた工期を超える設計などは認めないということで建物の完成までを求めているものではない。
三好見解の要旨:概算事業費であり、工事の完成の縛りは持っていないような答弁は、素直に読めば納得できない。

2)特記仕様書を履行せず、契約履行即ち工事発注も実現できない設計委託料の支払いは問題ありといわざるを得ません。契約書第45条には、瑕疵又は債務不履行に対する受注者の責任が次のように規定されています。「瑕疵(きず、欠点)ある場合、損害の賠償を請求できるとし、検査に合格したことをもって免れるものではない」。また、第46条では、履行遅滞の場合における損害金等の規定、第58条補則では、「定めのない事項、疑義が生じたときは、必要に応じて発注者と受注者とが協議のうえ定める」とありますが、認識はどうか。
市民文化ホール等整備課長の答弁要旨:「予定工事費」については、あくまでも概算事業費であり、その後、設計協議を進めていく中で、最終的には延べ床面積が約11,390屬箸覆辰拭この増加は、市と協議の上行われている。なお、工事費についてもその分増額しており、当初の崔渦舛呂曚楹諒櫃気譴討い襦「建設工期」については、設計の工種・工法を制約するものであり、工事の完工をもって、設計委託の完了を条件とすものではなく、債務不履行には該当しないものと考える。設計委託料の支払いは問題ありとのことだが、入札不調となった原因については、先程答弁した要因により、予定価格と応札額に差が出たものと分析しており、このことを持って設計会社に法的に責任を追及することは難しいと考える。
三好見解の要旨:設計事務所にはあまりに寛大であり、市民には理解不能と言わざるを得ない。

(3)市と受託設計事務所の間での協議内容と経過を明らかにし、市民に説明責任を果たすうえで、委託料の一部返還を求めるべきについて
1)当初の設計図書はご破算になった。ここにおいて、設計委託料141,750千円の処理をどうするかが、市民の注目を集めています。市民の声は、このまま不問にするなら「税金やか納める気にならん」との強い意見が出されています。設計事務所の所長さん方も「設計図書をもとに実現してこその委託料、成功報酬であり、実現に至らなかった責任を設計事務所としてどう考えているのか明確にすることが必要」また「実費は支払うとしても、満額は考えられない」さらに「最初に明示された予算内で設計するのが前提」などさまざま意見があります。
そもそも、委託料の返還問題を市は相手に提起したのか。明らかにされたい。
篠原市長の答弁要旨:この件については、顧問弁護士に法律的観点から見解を伺った。その結果、一般的に返還請求には入札不調の原因を日建設計の責任と特定できる客観的な証拠が必要で、全国的に見ても他の設計者にも同様の事例が見受けられることなどの状況から判断して、客観的な証拠を得ることは難しく、法的には返還請求は難しいということであり、返還請求については行っていない。
三好見解の要旨:業界では受け手が強い状況ではあるが、客観的事実として、最初の設計が過大ではなかったか。崔渦舛50万円を切れており、2回の見直しで当初の崔渦60万円に戻った状況であった。日建設計は新居浜でも経験し、当市では2度、3度と入札不調になった段階で、向こうから申し訳ない、こうさせてもらいたいといってくるのが市民的常識だと考える。そのうえで、次の項目に移る。

2)市は市民に対する説明責任をどう果たすのか。
篠原市長は、説明責任について、3)項目めも含めての答弁としてよいかを断り、答弁に立った。
3)市民に説明責任を果たすうえで、委託料の一部返還を求めるべき。
篠原市長の答弁要旨:先ほども答弁したとおり、顧問弁護士とも協議した結果、法的には設計者の責任を問うことは難しく、その結果、委託料の返還を求めることはできないという判断をした。
日建設計には、原設計におけるホールに関連する舞台装置など特殊なノウハウ、データの協力を求めていこうと思っている。
三好見解の要旨:顧問弁護士を引き合いに出されたが、弁護士は一人ではなく、専門とする分野の弁護士を探すなど、複数で詮議する努力をすべきある。今後、ノウハウの提供の協力を言われるが、相手に、素直にどう思っているか質すこと求め次の質問に移る。

供ゼ,法入札に際しての予定価格の事前公表は適切か について
(1) 予定価格の事前公表導入の理由はそもそも何か、説明を求めます。
管理課長答弁要旨:合併前はそれぞれの市町村で非公表にて執行していたが、国からの通達により、合併後の平成16年7月1日より事前公表に改正して執行している。その理由は、予定価格を事前公表とすることにより、予定価格を探ろうとする不正な動きを防止し、不自然な入札を行いにくくする。また、職員等が入札談合に巻き込まれる恐れがあるということを防止するためである。
三好見解の要旨:明確なお答え、ありがとうございます。

(2) 管理課調査資料からは、平成26年度10月までの工事発注で、1円単位まで同額応札が、川之江地区児童遊園地遊具設置工事で、7業者中4業者が予定価格12,600万円に対し、落札額が10,835,999円で同額となり、くじ引きで契約者を決定、また堀切線道路改良工事では、8業者中4業者が予定価格9,950万円に対し、8,556,999円で同額となりくじ引きで決定、いずれも落札率は86%。南部団地第1団地14棟手摺・外壁等改修工事は、4業者中3業者が予定価格17,800万円に対し、落札額が16,019,999円と同額、落札率90%、くじ引きで決定。これは、川之江・新宮地域の業者が対象のものばかりであるとのこと。一方、三島地域、土居地域業者対象の工事発注の落札状況は、川之江・新宮地域にみられる現象はなく、落札率は平均96%を中心に分布しているとのことであり、高止まりで推移しています。
なぜ、1円単位まで同額の応札となるのか、予定価格を物差しにして推計、具体的に見積もりをしているのか、市内業者で区域が違うだけで、低入札すれすれと高止まりの2極化が、なぜおこるのか、など疑問を持つが、こうした状況を市はどう認識しているかを問う。
管理課長答弁要旨:同額応札については、工事個所の状況や位置また予定価格等を勘案して、落札したいと考える業者が多くなると、当然落札率は低くなり、最低制限価格に近い金額での応札となると考えられる。本市の最低制限価格の計算方法については市ホームページにて公表されており、試算するとある程度の割合に応札業者が集中することが想定され、同額応札も当然に起こりうると思われる。
また、各地域の落札率の実態調査については、平成26年3月定例会において三好議員が調査を行った当時とほぼ同様の落札率で推移している。この各地域の落札率については、各地域のそれぞれの建設業者が設計図書に基づいて適正で合理的な積算により、予定価格の制限の範囲内で応札した結果であると考えている。
三好見解の要旨:立場上いえないのは、わからないでもないが、市民が知ればなぜとの疑問は当然。市当局として素直に疑問を持たないのか。悩ましい問題の改善をめざし、次の項目に移る。

(3) 落札状況を他の自治体や県との情報交換はなされているか。
管理課長答弁要旨:愛媛県においては、県と市町との、協力体制の強化や情報交換による相互の連携を図るため、「愛媛県技術管理等連絡会議」を開催し、入札契約に関する専門意識の向上に努めている。また、東予管内4市においても、毎年、入札担当者会を開催し、情報交換に努めている。
三好見解の要旨:こうした機関、会議があるなら、十分反映、検討できるはず。内ではこんな入札があるが他市ではどうか、悩ましい問題だが改善の方策はどうすればよいかなど。業者さんには正当な利益は当然得ていただかなければならないが、税金であり、企業努力も要請するべき立場から、次の項目に移る。

(4) 税金のより有効な活用を図る立場で、(なぜこんな状況が起こるのか)背景を分析し、予定価格の事前公表の適否を判断すべきと考えるがどうか。
公募型指名競争入札の地域枠を取っ払うのも一策ではないか。答弁を求めます。
総務部長答弁要旨:予定価格の事前公表の適否を判断すべきとのことであるが、前段での議論もしてきたが、当市においても入札不調があり、全国的にも入札不調、不落が続き、国においては現下の時勢を受け、入札関係事務の適正化について指針を策定中とのことで、それを示されたのを受け、議員指摘の内容も含め望ましいあり方を検討したいと考えている。
 また、公募型の入札方法による地域枠については、本年3月の定例会でも答えたとおり、全ての地域まで拡大してしまうと確かに参加業者数は増え競争性が高まり、落札率も下がる可能性はあるが、逆に中小業者が淘汰され、廃業や指名辞退の件数が増えるといったことが懸念されることから、現在の公募型指名競争入札において、地域枠を設定する方法が、各地域の業者育成に繋がるものと考えている。
三好見解の要旨:国の指針待ちとのことだが、自治体として、独自に情報収集し、分析し判断する主体性を持つべきである。地域枠を取っ払うことが、中小業者が淘汰されるとのことだが、市内業者をA・B・C・Dなどに分類して、工事額などによりその発注業者の振り分けをしており、納得できない。今後真摯に検討を要請し、次の質問に移る。

掘ゥ機璽咼垢蝋發の立場から、老人福祉施設と公園管理について問う について
老人福祉施設費をめぐって
(1)平成25年度決算において、老人福祉施設費で、お風呂付の施設の運営経費が川之江老人憩いの家費4,467,945円、土居老人憩いの家費9,043,476円、三島の老人センター費9,970,255円となっており、土居・三島はバスでの送迎対応をしています。新宮は、そもそも老人福祉施設費での対策がなされていません。旧自治体の4地域で運営経費、条件が違うのは何故か、説明を求めます。
篠原市長答弁要旨:運営経費の差異は、主にお風呂の運営形態の違いによる。「川之江老人憩いの家」は1浴槽にて週2日、「老人福祉センター」は2浴槽で週4日、「土居老人憩いの家」は1浴槽で週5日循環式にて運用しており、燃料費や光熱水費等に差異が表れている。
また、バスの運行については、老人福祉センターは建設経緯の中で開始したものであり、土井老人憩いの家については、介護予防の意味も含め送迎付きのサービスを展開しているためである。
 なお、新宮地域においては、高齢者福祉の拠点として「高齢者生活福祉センター」があり、デイサービスや夫婦でも利用できる居住事業を展開している。
 施設の運用形態の差異については、合併以前の各地域での固有の運営を住民要望も踏まえたうえで、踏襲しているために生じたものである。
三好見解の要旨:旧来の自治体の運用を踏襲しているとのことだが、次の点はどうか。

(2)年間の延べ人数での利用実態は、川之江15,704人、土居2,558人、三島18,730人
となっていますが、この利用者の状況をどうとらえていますか。
篠原市長の答弁要旨:川之江の施設は町中にあり、利用するのに利便性が良い。三島の福祉センターは山の中で行く気がしない。精査はしなければならないが。

(3)維持経費と利用実態からして、公平平等な扱いといえるか。60歳以上の高齢者全体の福祉行政としてどう対応するべきかを研究、検討すべきと考えます。病院の待合で、「近頃顔を見ないが、あの人大丈夫」なんて笑話がありますが、本来はお風呂付の憩いの家など高齢者の集える施設でこそ、安否確認ができる深い交流のつながりを構築すべきではないか。
合併10年を経て、なお、このような不均衡な取り扱いは是正すべきであります。その際は、当然サービスは高くをめざし、改善を図るべきです。答弁を求めます。
篠原市長の答弁要旨:公平は大原則。合併10年。主観的には別にして、客観的に見て、利便性が不都合、負担が不都合ならば改善しなければならない。
三好見解の要旨:ぜひ、ご検討をいただきたい。

公園管理をめぐって
(1)平成25年度決算で、公園管理が分散管理されている状況があり、その一つに都市公園でありながら、なぜ所管課が異なるのか説明を求めます。
建設部長答弁要旨:現在、都市公園は22か所開設している。その内訳は、総合公園2箇所、運動公園1箇所、地区公園2箇所、近隣公園3箇所、街区公園8箇所、広場公園5箇所、墓苑1箇所である。
これら公園の所管については、合併後に公園管理の一元化を検討する中で、一部の公園について都市計画課に移管された箇所もあるが、基本的には16年の合併以前の形態を継続しており、都市計画課所管が19箇所で、都市計画課以外の所管は3箇所となっている。
 城山公園と向山公園については、観光交流課が所管し、運動施設部分は生涯学習課が所管している。
また、浜公園は、運動施設として生涯学習課が所管している。
三好見解の要旨:合併前の運用を踏襲しているとのことだが、答弁の中で公園の一元化に触れられていたが、次の項目に移る。

(2)公園管理の一元化を目指して取り組んできた経緯がありますが、現在の到達点はどう整理されていますか。説明を求めます。
建設部長答弁要旨:過去に公園管理の一元化をめざして取り組んできたが、整備された経緯、所管省庁の違い、補助金等の違いから、公園管理の一元化については、なかなか難しく現在に至っている。
なお、市民からの公園等の問い合わせについては、要望を受けた部署が責任を持って対処できるよう地図検索システムを整備して、各課での検索が可能となっており、市民のみなさまにご迷惑のかからないよう改善されている。
三好見解の要旨:市民対応では、改善を図ったとのことだが、次の項目について。

(3)都市計画課直轄管理の総合公園である三島公園とそれ以外の課で管理している城山公園では、投資額も大きく違い、現場に正規職員を配置しているのと、シルバーに丸ごと委託しているなど、対応の違いが目に見えて顕著なのはなぜか。
建設部長答弁要旨:都市計画課で所管している総合公園である三島公園については、13.9ヘクタールの面積を有する大規模な公園であり、市内全域の住民が利用する公園として、適切な管理に努めている。
平成25年度決算においてシルバー人材センターへの管理委託料は額は、都市公園全体で約565万円ですが、そのうち、三島公園は約369万円の作業実績となっている。また、臨時職員は、全体で3名配置しており、そのうち三島公園には1名を配置している。
 観光交流課で所管している城山公園の管理については、臨時職員の配置はないが、平成25年度決算において、管理委託料としてシルバー人材センター等へ約750万円の作業実績であり、施設の維持管理や補修・樹木等の伐採等といった管理に努めている。
 各公園で休養・観光・運動などの機能面の違いがあり、各施設の内容に応じた管理を行う必要から所管課も異なり、各機能に応じた管理を実施しており、城山公園においても「必要な管理委託を実施している。今後とも、公園の機能や利用の状況も考慮しながら、市民にとって同水準で公平・平等なサービス提供ができるように努めていきたい。
三好見解の要旨:城山公園も放置していないとの説明のようだが、これは平成25年度のことで、三島公園は、コンクリート敷きの駐車場を除去し、芝生で緑化を図り、別に駐車場を整備する等大きな投資をしてきた。予算を見ても都市計画直轄管理でどれほどの投資があるか一目ではわからないが、城山公園は一見してわかる。次の項目に移る。

(4)平成25年度成果報告によれば、都市計画課の公園事業(成果報告P143)の位置づけは、「都市における公園緑地などの空間の確保は、市民に安らぎを与えるとともに、四季に応じた季節感を創出し都市景観に潤いと特色を与えるなど、良好な環境の形成は欠かせないものである」と記されている。
観光交流課の公園の管理と整備(成果報告P131)の位置づけは、「市民の憩いの場である公園として、より一層の利用を図る為、管理と整備に努めた」と記されている。
おのずと担当課の性格によりその視点は異なるのは当然であります。
その意味からも都市公園は、公園機能、環境の充実のうえから、都市計画課が管理のうえ、公平・平等の視点で、市民に対し年次計画を立て充実していくべきと考えます。その際、サービスは高くをめざすべきです。今後の管理の考え方を示されたい。
建設部長答弁要旨:現在、都市公園の所管が3課に分かれており、管理の仕方はそれぞれの課の事務業務・予算の確保をはじめ日常の管理等について、議員指摘のとおり公園管理の視点が異なっている。
 管理状態に差が出ることは、決して好ましい状況ではなく、できる限り生じさせないことが重要であり、議員提案の管理における年次計画を策定し計画的な管理をすることも有効な解決策と考える。
 ただ、「都市計画課が管理をする」との提案については、諸条件を整理する必要もあり、関係各課で協議を進めていきたい。
三好見解の要旨:公園、老人施設を例に公平・平等の視点からみてきたが、合併10年たって、前の自治体の運用を踏襲するのではなく、四国中央市民は一つの立場からの取り組みが求められる。
鳥瞰、鳥のごとく空から見渡せる立場にある市長はじめ幹部のみなさんが、公平・平等の視点で取り組み、四国中央市は市民一人ひとりを大事にしてくれているとわかり、伝わる市政運営を求めるとともに、市民文化ホールでは規模の縮小で市民の声に答えた取り組みを我々も評価しているが、40億円、50億円の節減をしたから、設計委託料はもうええという立場でなく、頑張るべきことを要請して質問を終わります。

 

2014年12月議会 開会日  認定第1号のうち、一般会計認定の反対討論に立つ

 さる9月議会で決算特別委員会に付託され、10月16・17日に審議した認定第1号平成25年度四国中央市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について と 認定第2号平成25年度四国中央市水道事業会計決算、四国中央市簡易水道事業会計決算及び四国中央市工業用水道事業会計決算の認定について、12月議会開会日において認定第1号のうち一般会計について反対討論に立ちました。
反対討論は次のとおりです。


認定第1号 平成25年度四国中央市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてのうち、一般会計の認定についての反対討論                                                               2014年12月3日

議席番号5 日本共産党 三好 平です。
認定第1号のうち、一般会計認定について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。
 平成25年度決算では、評価できる施策も次のように取り組んでいることが確認できました。
福祉施策の老人福祉事業では、多彩な支援策を市単独で取り組んでいること、また中小企業、雇用支援対策に独自の施策を展開していること、及び住宅リフォーム助成制度の拡充に取り組まれているなどがあります。
一方、マンパワーが必要な現場を中心に職員の努力で機敏に対応されている実態を確認することもできました。これらは、大いに評価すべきであり、市民のみなさんに積極的に知らせていくことにも努めなければなりません。

こうした評価点と裏腹に、問題点も指摘しなければなりません。
ひとつは、市民文化ホールに関わって、現計画を白紙にし、再検討することとなったのは、市民の声に応えた方向であります。同時に、当初の設計図書はご破算になりました。ここにおいて、歳入の市債及び、歳出の企画費に含まれる設計委託料99,250千円(前年支出分ふくむ141,750千円)は、決算認定はできません。設計図書をもとに実現してこその委託料であり、実現に至らなかった責任を明確にすることが、委託契約を締結した市と設計事務所相互の責任であります。そのうえで、設計委託料の処理を協議検討することを求めるものです。市民の声には、「これを不問にすれば税金やかおさめる気にならん」との強い意見が出されています。
また、入札執行において2回目の入札(H26.3.14執行)は予算の範囲内で執行し、自治法上問題なしとの市当局の見解についても、議会として黙認すべきではないと考えます。2回目の入札は特例要綱を定め、公告において予定価格を事後公表として実施し、予定価格との差が14億5千万円を超える差で不調となったのを受け、3回目の入札に際し、建物の仕様、設備を低減する見直しをし、なおかつ不足額を埋めるために予算を増額し実施しました。これは、2回目の入札が予算を確保しての入札ではないことを証明したものであり、予算の裏付けがなかった結果であります。

 
 次に公平・平等の取り扱いについての是正を求めます。
歳出の老人福祉施設費で、川之江老人憩いの家費4,467,945円、土居老人憩いの家費9,043,476円、老人福祉センター費(三島)9,970,255円で、土居・三島はバスでの送迎対応をしている。利用実態は、川之江15,704人、土居2,558人、三島18,730人となっています。新宮は福祉施設費として、そもそも対策がなされていません。維持経費と利用実態からして公平・平等な扱いとなっていません。合併10年を経て、なお、このような不均衡な取り扱いは是正すべきであります。当然、サービスは高くをめざし改善を図るべきです。
また、歳出の観光施設管理費に公園の種分けの考え方に一貫性がありません。都市公園も含まれています。一方、三島公園は都市計画課において直営管理で、職員も配置し、投資額も大きい。都市公園である城山公園などはなぜ都市計画課で一元管理していないのか。公園管理一元化の方針で進めてきた方向と矛盾しています。公平・平等な取り扱いに改善を図るべきです。

次に、福祉施設アウトソーシング推進事業の先行問題です。
特別養護老人ホーム豊寿園の民営化に向け、平成25年度7月に設立した「四国中央市特別養護老人ホーム民営化等選定検討会」が、平成26年度末の民営化を目標に、公募方法や移譲の条件等を協議し、平成26年2月から3月に移譲先事業者の公募、書類審査及びヒアリング審査を行い、社会福祉法人愛美会に移譲先が決定したと成果報告書(P77)に説明があるが、検討会の報告は、議員には勉強会として行ったが、あくまで報告であり、決定ではない。にもかかわらず、第三者に対して委託事業者として決定したとする行為は、正当な行為としては問題があります。加えて、議会軽視といわざるを得ません。

 人権対策事業については、あらゆる差別をなくする立場での取り組みが求められています。
市として、四国中央市人権対策協議会補助金21,157,616円を支出しているが、その活動内容は現状では同和問題に特化した内容となっており、中央・県段階での団体への参加などはとりわけ顕著である。議会として平成25年陳情第9号「四国中央市人権対策協議会の補助金」に関する陳情(平成25年11月26日受理)の趣旨採択を(平成26年3月25日議決)しており、見直しすべき点を明確にすべきです。

 
 審査意見書(P22)の不用額総額936,616,304円と大きいが、これを市民生活応援のために執行促進すべきです。残すことを優先させるのは、大型箱物建設の予算圧迫が要因として存在する。不要額引き上げ一辺倒の姿勢からの転換を図るべきです。
また基金積み立ての姿勢も、大型箱物優先のもたらす結果となっており認めがたい。

 審査意見書(P23)の節別決算状況年度別比較表の委託料3,227,503,024円は前年比360,887,384円増となっており、これは、隠れた人件費でもあり、職員削減の結果でもあると考えます。また委託先も市外業者が多くを占めていることが推測されます。職員削減、官製ワーキングプアの臨時職員で補強する体制は見直し、冒頭で触れたマンパワーこそ自治体の宝・財産であり、市民のいのち・くらし一番に考えた税金の使い道に転換することを求めます。

 以上をもって、反対討論とします。
チェック機関としての議会の役割を果たす意味からも、ご賛同いただくことを願い、発言の結びとします。

 

2014年12月議会始まる            傍聴においでください

12月議会始まる
お誘い合わせて傍聴においでください!


議会日程は、次のとおりです。
 
12月03日(水)  本会議 開会       10:00〜
 12月09日(火)  本会議 一般質問    10:00〜

 12月10日(水)  本会議 一般質問    10:00〜
 12月11日(木)  本会議 一般質問    10:00〜
 12月12日(金)  常任委員会
             総務委員会      09:00〜
             教育厚生委員会    13:00〜
 12月15日(月)  常任委員会
             環境経済委員会    09:00〜
                                   建設水道委員会    13:00〜
 12月19日(金)  本会議 最終日     10:00〜

私の一般質問は2番手で、9日(火)午前10時すぎ登壇予定です。
ぜひ、お誘い合わせて午前10時に本庁(三島)5階議場へおいでください。


一般質問の内容は、次のとおりです。一問一答方式で行います。
1.白紙に戻した市民文化ホール設計委託料の処理について

 (1)9月議会答弁以後の経過説明を求める。応札業者聞き取りと詳細内訳書、および
  設計者の収集情報の内容の明示を求める。 その分析結果を問う
 (2)特記仕様書の設計与条件及び契約書第45条、第46条と第58条などの市の認識を
  問う
 (3)当事者(市・設計事務所)間の協議内容と経過を明らかに市、市民に説明責任を
  果たすうえで、委託料の一部返還を求めるべき
2.入札問題について。予定価格の事前公表は適切か
 (1)予定価格の事前公表導入の理由は、そもそも何か
 (2)1円単位まで同額応札、川之江、新宮地域に集中、落札率86・90%。一方、
  三島・土居地域は落札率が高止まりで推移している状況認識を問う
 (3)落札状況を他の自治体や県との情報交換はなされているか
   (4)背景を分析し、予定価格の事前公表の適否を判断すべき。公募型の地域枠を
  取っ払うのも一策ではないか

3.サービスは高くの立場から、老人福祉施設と公園管理について問う
 老人福祉施設について
 
(1)平成25年度決算より、旧自治体4地域での運営経費・条件が違うのはなぜ
 (2)利用実態をどうとらえているか
 (3)公平・平等な扱いといえるか。高齢者の集える施設でこそ、安否確認できる
  深い交流のつながりを構築すべき。不均衡な取扱いは是正すべき
 公園管理について
 (1)公園管理について、都市公園でありながら、なぜ所管課が異なるのか
 (2)公園管理の一元化を目指して取り組んできた経緯があるが、現在の到達点は
  どう整理されているか。
 (3)都市計画課直轄管理の総合公園とそれ以外の下で管理しているのとで、対応の
  違いが目に見えて顕著なのはなぜか
 (4)都市公園は、公園機能・環境の充実の上からも、都市計画課が管理のうえ、
  公平・平等の視点で、市民に対し年次計画を立て充実していくべき
 

9月議会一般質問 に立つ

9月議会一般質問 「市民文化ホール入札強行とその結果を問う」ほか2件で質問

9月17日(水)2番手で質問に立ちました。
今回も、一問一答方式で行いました。
一般質問の要旨は次のとおりです。
質問項目 1.市民文化ホール入札強行とその結果を問う
(1)3度の公告、2度の入札執行から何が見える。 76億円超の巨額箱物は、
  市民の暮らしを圧迫するのは明白。計画、予算の大幅見直しに舵を切るべき
(2)受注体制から、地元経済に貢献する方策は。ちなみに、消防・防災センター
新築工事にかかる下請けの地元参入状況をどう分析しているか
(3)市民文化ホール、消防・防災センター、金子1号上屋新築工事の比較から、
  入札参加資格要件の設定基準についての考え方を問う
質問項目2.第2次総合計画の中間報告について
(1)総合計画策定義務の廃止とは。法的義務の有無と総合計画の位置づけ、
  国の対応の変化は。時代の変化に対応できない総合計画制度、その策定
  費用は
(2)前回と今回のアンケート結果から、「市民自治と協働のまちづくり」の
理想と実態の乖離の総括について
質問項目3.伊方原発とめる意思の表明を
(1)福井地裁判決と福島地裁確定判決の受けとめについて
(2)福島原発事故3年半の現状と原子力規制委員会のずさん審査の姿勢の認識は
(3)全原発停止でも、電力は賄えている。人間のいのち・くらしに勝るものない
立場から、伊方原発とめる意思の表明を求める

一般質問全文・答弁をお知らせします
議席番号5 日本共産党 三好平です。 
<省略>1時間という制約があり時間の読み切りが困難で後に回しましたが、結局時間切れで割愛した前語り部です。
はじめに、8月20日未明に発生した広島豪雨災害及び全国で被災されたみなさんに衷心よりお見舞い申し上げるとともに、なくなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。自然の猛威に備え、まちづくりを怠りなく進めることの大切さを肝に銘じて努力を重ねていきましょう。
つぎに、私は原水爆禁止2014世界大会IN広島に参加し、8月6日平和祈念式典では、あいにくの雨でしたが、平和公園周辺は傘の花でびっしり、人の波に圧倒されました。この日、この時の持つ意味を現場で体感できたことを力に、平和をまもる行動を続けていく決意を改めて再確認しました。世界大会ヒロシマ閉会総会は7千人の全国、世界の代表とともに、NO NUKES!(核兵器をなくそう)、TAKE ACTION!(行動しよう)を誓い合いました。「核兵器全面禁止のアピール」国際署名4,104,911筆を国連軍縮問題担当代表に手渡した感動をかみしめつつ、世界の核保有国を突き動かすために、NPT(核不拡散条約)再検討会議が開かれる2015年4月のニューヨーク行動へ連帯していくことを決意しました。みなさん、平和をまもるために力を合わせることをよびかけさせていただき、質問に入ります。


1.市民文化ホール入札強行とその結果を問う について
(1)3度の入札公告、2度の入札執行から何が見えるか。異常なまでの高騰時期に、強行した結果に学ぶべきと考えます。
1)ァ.特例要綱と公告の変更で、技術力のある業者の参加に門戸を開くとしていたが、2者にとどまったことについてどう見ているか。
企画財務部長の答弁要旨:現在の公共工事の現状、技術者、建設機器不足などの社会状況を勘案した変更であり、結果1回目1者であったが、2・3回目は2者が参加となっており、厳しい入札環境において目的は達せられたと考える。

三好:社会情勢が原因だとしたが、
ィ.結果は、1者しか応札せず、競争原理は働いたといえるか。
企画財務部長の答弁要旨:一般競争入札については、広く公告し、募集するので、入札が行われるまでは競争相手がいないことを知りえないので、競争性は十分確保され、競争原理は働いたと考える。

三好:3回目は2者が参加表明していたが、1者は辞退し、会場には1者のみしかいない中で、競争原理が働いたとは市民にはわかりづらい。
ゥ.設計事務所の責任は果たしたといえるか。1度ならず2度までも、入札不調となった事態をどう見ているか。みなさんには、参考資料をお渡ししています。概要は、この表です。
企画財務部長の答弁要旨:入札参加者への聞き取りや設計者を通じて収集した情報も加え、開きが出た原因について分析したい。設計事務所の責任を追求することは難しいと考える。

三好:非常に設計事務所には寛大な対応だが、
2)3回目の入札結果は、市の税込予定価格63億8280万円を12億5280万円上回る業者入札税込額は76億3560万円で入札不調となった。屋外工事を含めると総額80億円に及ぶ巨大箱物計画となっている。当初の市の税込予定価格55億2220万円と比較すれば、21億1340万円(実質には24億1340万円)も上回り、白紙からの出直しに舵をきるべき時です。市長も、わが会派の議案説明会の場で、白紙からでなおす。市民文化ホール等整備課にマスタープランを作成させ、議会とも協議する旨表明されました。
いまこそ、計画・予算の大幅縮小の見直しを求める市民の声に、応えましょう。
そして、市民のくらし圧迫につながる事態を避けましょう。
市長の見解を求めます。
篠原市長答弁に立たず
企画財務部長の答弁要旨:今後は、現計画を白紙に戻し、市の財政状況や今後の入札環境に配慮しながら市民が求めている実現可能な機能・施設規模を早急に再検討し早期着工、完成に向けて鋭意努力する。

三好:市長に答弁求めている。白紙の中身は、少なくとも、現在の設計図書は採用しないということですね。
企画財務部長:答弁したとおり。
三好:市民は注目している。アンケートの結果に基づき大幅縮小の見直しを求める。

(2)受注体制から、地元経済に貢献する今後の方策は。ゼネコン1者でも参加を認めるなどの見直しについての考えを問う。
1)ちなみに、7月8日現在、消防防災センター新築工事に係る下請けの地元参入状況は、1次下請け29業者中12業者、2次下請けでは、8業者中1業者、3次下請けでは3業者中0となっているが、どう分析していますか。
市民文化ホール等整備課長の答弁要旨:契約の際、特約事項として、地元下請け者及び労務者を積極的に雇用することをうたっている。しかし、強制は法的に難しく、努力要請をすることとなる。今回、元請負業者が下請負契約を締結する場合に、市外業者でなければならない理由を文書で提出している。内容を精査する限り、市内業者の採用状況については十分配慮されていると判断している。

三好:制約あり、行政としてなかなか困難とのことだが、
2)篠原市長は、昨年9月議会で県の事例を紹介のうえ、商行為に発注元からとやかく言えないという限界があることを踏まえつつも、「正式に請負契約ということになれば、全力を挙げて地元の業者が参画できる、そして地元の材料屋さんが納入できる、それに全力を挙げて努力したい」旨表明されました。その立場から、現状どうとらえているか答弁を求めます。
同時に、市外ゼネコン1者になれば、地元活用はなお、困難な状況が予測されます。
地元経済に貢献する方策を追求すべきと考えます。見解をお示しください。
篠原市長答弁に立たず
市民文化ホール等整備課長の答弁要旨:
資材調達についても、元受業者にできる限り地元業者から調達を要請している。結果として、免震ゴムについても地元業者を通じて発注しており、配慮していると思う。地元経済に貢献する方策は、技術力・規模において地元で賄える工事は地元発注することを基本に努めている。地元下請け業者の利用や地元での資材調達について、どのような方策があるのか、今後とも法的な制約もあるが、研究・検討を重ねたいと考えている。

三好:市長が答弁に立たれないのは残念。1次は29業者の内12業者と過半に達していない。2次はもっと少ない。市長、見解を求めます。
市民文化ホール等整備課長:通常ではないお願いをしている。
三好:だんまりを決め込まれては、誠意が問われる。

(3)市民文化ホール、消防・防災センターと金子1号上屋新築工事の比較から 入札参加資格要件の設定基準の考え方を問う。
1)市民文化ホールは特例要綱に加え、参加要件を当初の地元業者とのJVを必須条件としていたが、ゼネコン1者、地元含まないJVにも拡大した経緯がある。
その時、JVの代表者以外の参加要件を、市内業者はA級、市外業者は経営事項審査の総合評点値1,200点以上としている。1,200点以上の実績を持つ市内業者は、1社しかないと承知していますが、なぜ基準が違うのか、伺う。
管理課長の答弁要旨:一般競争入札の参加資格要件は、地方自治法施行令によりあらかじめ定めることができることから、工事の性質または目的により、その都度、競争参加資格審査会にて審議決定している。
 建築格付けA業者としたのは、全てに参加の機会を与えるためです。JVの子であるサブゼネコンを1200点にした理由は、JVの親のゼネコンの評定値1400点に準じた施工能力の設定をした結果である。参加業者が少数で、入札に参加できうる可能性を幅広く検討した結果である。
三好:地元優先とは思うが、技術水準に疑問が残る。

2)次に、JVの代表者についての参加資格を、消防・防災センターは市の税込予定価格22億6500万円の工事に対し、経営事項審査の完成工事高の平均が「建築一式」において2億円以上の者としている。金子1号上屋は市の税込予定価格が3億2076万円の工事に対し、同じ「建築一式」の額が1億円以上の者としているがこの大きな違いはなぜか。
管理課長の答弁要旨:地元業者の受注機会の拡大とその育成を図ることを前提に、競争参加資格審査会において、審議決定している。金子1号上屋の完工高を1億円に設定した理由は、建築格付けA業者の大多数が入札に参加できるよう設定した結果で、消防防災センターを2億円にした理由は、格付け業者の中でも、より高い施工能力と実績を兼ね備えた業者の参加を求めたものである。

三好:前段の説明と食い違う。3点目で総括する。
3) また、その他の発注においても、ある時は経営事項審査の点数、またある時は同審査の工事高、はたまた、市の格付け等級A・B・Cなどとしている。
どこが、公正・公平な指標となっているのか。
発注の際の参加資格基準を、工事額などの指標で統一的基準を設け、透明化することを求めたい。見解をお示しください。
総務部長の答弁要旨:建設業界が現在置かれている社会情勢の中で、各業者の受注状況や技術員の数、工事完工高等図りきれない要素が多数存在し、工事金額などの指標だけで統一的基準を設けることは、かえって地元企業の受注機会を狭めることにもなりかねないと考える。国や県と比較して、業者数が限られる本紙において、公平に受注機会を与えるかは、最重要事項とかんがえており、その方策や方法について、今後とも研究・検討していきたいと考えている。
三好:工事ごとにバラバラの状況は、市民の理解は得られない。引き続き、公正・公平、透明性を求め、次の質問に移る。

2.第2次総合計画の中間報告について
(1)総合計画策定義務の廃止とは
1)平成23年5月2日の地方自治法の一部改正により、総合計画策定の法定義務は無くなった。法的義務の有無と総合計画の位置づけの違いについて、県や国に確認した内容をしめされたい。また、それに伴う国の対応の変化はどう確認・認識しているか。
真鍋副市長の答弁要旨:本市では平成19年7月に施行した「自治基本条例」の第17条の第1項で、総合計画の策定について規定しており、これに基づき現在、平成27年度からの運用に向けて第2次総合計画の策定を進めている。
 法的な策定義務の有無による国の対応の変化については、合併特例債の適用条件となる「新市建設計画」とは違い、補助制度及び地方債の借り入れ条件において、計画への掲載義務については、従前よりなく、特に影響はないものと考えている。

三好:何ら変更はないとのことだが、
2)国は廃止理由として、時代の急激な変化に対応するためなどとしているが、時代の変化に対応できない総合計画制度であることを国が認めたものである。今回の2次総合計画策定に要する期間と費用はいくらか明らかにされたい。
真鍋副市長の答弁要旨:法的な策定義務の廃止については、地域主権改革が進むなか、国の義務付け・枠づけを撤廃し地方に権限や裁量を与えていくとの方針に基づき改正されたものであり、自治体が自主性を持って将来像を描く計画づくりは、ますます重要と考えている。また、総合計画の策定費用は、大半が策定支援業務委託料で、契約金額は3年間で2,082万5,700円であるが、今回の計画づくりにおいて一番のテーマといえる「協働」という視点で、多くの市民に参加いただいたコンテ部会や、ユースミーティング、アンケート調査等々、全ての業務に関わっていく費用であり、最終的な計画書の印刷製本費も含んだものとなっている。

3)義務が解かれて自治体の裁量に移行したのであれば、それを市政運営の利(プラス)とするべく対応できるのではないか。
ァ.現在策定予定の第2次総合計画は、しゃにむに平成27年度から出発せずとも、設定期間の見直しも可能ではないか。とりわけ、当局が市長任期4年を強調し、そのサイクルに合わせるとして出発したが、前市長は1年で辞めたことにより想定外の事態となっているが、この点どうか。
真鍋副市長の答弁要旨:計画期間や計画の構成等については、市が自由に設定できることは指摘のとおりです。しかし、行政の継続性の観点からも第1次総合計画期間の最終年である平成26年度の次の年度、すなわち平成27年度を第2次総合計画の始期とすることは必要不可欠と考えている。また、計画期間を前期4年、後記4年の8年間とすることは、第一義的には時代の速い流れに対応するためである。

三好:かたくなに平成27年度出発というが、
ィ.加えて、文化ホールの事態を加味し、この計画をことさら追及すれば他の関連事業が滞ることにもなる。全体を、点検整備する期間を確保すべきと考えるがどうか。
真鍋副市長の答弁要旨:市民文化ホールの建設につきましては、その建設の現在の情勢が、第2次総合計画全体を揺るがすものとは考えていない。文化芸術の振興や文化交流などの関連の施策はもとより、他の施策についても、市民文化ホールの建設に関わらず着実に進めていくべきものと考えている。

三好:時間の関係で、人口問題は省略させていただく。
<省略>時間の関係で割愛しました。3
4)中間報告内容のうち、将来人口の扱いとして、減少が予想される中、見通しのみ立てるとしている。
ちなみに、データー上、国勢調査と住民基本台帳の二つがある。平成22年度推計基準年で2,674人(90,187と92,861)、平成34年度計画目標年で6,090人(80,000と86,090)と国勢調査の方がいずれも少なくなっている。その際、指標の選択はどう考えて、国勢調査データーに絞ったのか。目標人口は設定しないとしているのは消極的にすぎないか。

   
(2)「市民自治と協働のまちづくり」の理想と実態の乖離の総括について伺います。
当局から、具体的に、計画策定の事前アンケートの平成16年前回と平成24年今回の比較をし、次の2点が特徴的に変化していると提示された。
 市政についての関心」の項目で、大いに関心があるが、11.4ポイントも減少、あまりないと全く関心がない、を合わせて9.7ポイント増加している。∋郵颪涼羶甘な都市として今後目指すべき将来像の内、「芸術文化の香り高い都市」の項目が3.6ポイント減少している2点であった。
当局分析は、,砲弔い討蓮∩換馘には、問題のある自治体は関心が高く、落ち着いているところは低く出る。最初は合併時期でもあり高くなっているが、今回は市に問題もなく落ち着いているためと説明。△砲弔い討蓮∧顕愁曄璽襪覆匹凌篆兵圓醗貳婿毀韻箸硫硬拑垢叛睫世あった。
果たしてそうか。
1)これまでの市政運営は、総合支所方式で合併して住民には迷惑をかけないとしていたものを、1年で反故にし、分庁方式へ、さらに支所へ庁舎へと役所の機能を市民から遠ざけていった。合併時は、住民説明会を広報で大きくとりあげ、会場も各公民館など27会場で開催したものを、分庁方式への移行説明会は、広報でも小さく紹介、会場も旧行政区で1か所とはなはだしく縮小しておこなうなど、市民自治と協働のまちづくりとは程遠い手法であった。
また、サービスは高く、負担は低く(軽く)の約束をこれまた反故にしてきた。これらのことが市民のくらしにどう影を落としているか。新宮にスポットを当ててみてみた。
・新宮町以外は、人口減により合併時平成16年3月31日と比較して95%前後であるが、新宮は75.9%、408人の減で1,283人と激減している。職員は平成14年、村の時71人いたが、合併の平成16年4月1日は、43人、平成26年同日には5人となっている。
新宮町の方に聞いてみると、次のような声があります。
・人間が減り孤立感を強く感じる。庁舎は、1階だけあいているが、2階・3階はカーテンが引かれ、活気がない。
・自主避難は公民館へといわれるが、そこまで行くのが大変だし、危険でもある。寝食は個人が持ち込みで、このあいだも老婆がそんなことはできないと頑として動かなかった。村時代は集会所が利用でき、その方が安全でもあったし、炊き出しもあった。
・不安が付きまとう。町全体が老齢化、年金生活者で、助け合いもままならぬ。道の草刈も回数、補助金も減り、小道の整備は遅れている。
・集会所は地元管理となっているが、人が減り年に一度も利用しないところが出てきている。
・集会所の利用が減ってきて、畳の表替えもままならない。座卓便器への改修も困難になっている。
・村の時は、消費は地元優先だったが、出かけると市街地で買い物するようになって、経済も冷え込むようになった。カラオケ店が4つあったが今は2つに、給油所は4つが2つに、カフェレストもなくなった。商店連盟が本年3月に解散した。
・道路改良が、皮肉にも人口流失を促すことになっている。<省略>
・乳幼児健診が、川之江の文化センターへ出向かなければならなくなった。地域医療の再編で新宮に割り当てられていたベッド数の12が0になった。医療に不安感じる。
・除雪の対応が村時代は対応が早かったが、市になって言ってもなかなかしてくれない。市道はできても、農道はできない。ロードクリーンの配置はしてくれるが、高齢者は使えず役立っていない。
・こまごまとした地域情報が疎遠になってきた。
・決定事項のみが通知されるが、相談はなく、何が行われているかわからない。文化ホールの説明に来い。そんなものより優先するべきものがある。
・職員が激減し、マニュアル通りの対応で、村時代の人情味ある対応がなくなった。
・パスポートや、福祉制度、保険証交付などで負担が軽くなった面や学校などの施設利用は活発になったり霧の森の駐車場が広くなったなど、良い面もあるが、村時代より行政は遠くなった。
・一番胸に重く突き刺さったのは、「費用対効果」という言葉です。このことで、新宮は置いていかれる、切捨てられるのかと実感した。など
ここで紹介したのは、住民のみなさんが行政に対して持っている気持ちの一端である。すべてがマイナスという立場で紹介したのではないが、検討を加えるに十分値する中身であると確信します。
市民の心が、行政から離れていることを直視すべきです。見解を問う。
企画財務部長の答弁要旨:現行計画の検証のため平成24年12月に実施した市民アンケートの調査結果では「市政への関心」という項目で「大いに関心がある」と「やや関心がある」の回答の合計が57.9%で、半数を超える比較的高い割合でした。平成16年9月に実施した調査結果の68.3%との比較では、ポイントを下げていますが、これは前回の調査が合併間もない時期に行われたことの影響で、市政への関心が高まる傾向は一般的に理解いただけると思う。調査機関からは、約10年を経過し落ち着いた行政運営が行えている結果との分析もいただいている。
しかし、議員指摘のように「市民自治と協働のまちづくり」の確立に向けては、まだまだ道半ばの部分もあり、今後とも市民や議員各位の意見を賜りながら取り組んでいきたいと考えている。

三好:率直に見直す反省の弁が出ないのは残念。
2)次に、芸術文化意識の点では、合併当時、ホール建設委員会も立ち上げてない中で、推進者と一般市民との温度差との説明は理解できない。
文化ホール事業の進め方では、反対・批判的意見は無視または排除し、既定路線で推し進めるための市民参加の組織立ち上げは、カモフラージュ、アリバイ作りとされてきたものと強く感じる。その手法が、市民の心を痛め、行政への信頼を失わせているとは考えが及ばないのか。
また、中間報告は、計画の協働の検討の場として、市民レベルは、デザイン会議・コンテ部会、議会は総務委員会、市役所は庁内策定委員会で検討してきたと報告している。少なくとも私が所属する議会総務委員会では、常任委員会終了後短時間で一方的に経過、概要報告をされ、討議・検討会としていた認識はなく、重要な案件を報告したことをもって議会全体が納得ずくとされたのではたまらないと指摘もしてきた経緯がある。昨年12月には、総務委員のメンバーも変わっている。
しかし、現総合計画中間報告の文書は、これまでの市政運営はすべからく成果を上げているとの立場であり、その視点を今一度検証しなおし、これまでの市政運営の反省に立って今計画に活かすべきと考えるが、見解を示されたい。
企画財務部長の答弁要旨:先日、議員全員に説明した中間報告では、市民アンケートの一部を紹介したが、今回の計画策定においては、真摯に市民の皆様の意見を聞きながら取り組んできた。
 庁内での現行施策の評価や市民アンケート調査、コンテ部会での意見など、様々な方法で現行計画の検証を行い、肯定的な評価だけでなく、その結果を踏まえ課題の抽出をし、今後の施策の検討を進めてきた。
総務委員会の協議会や全議員からの「協働推進重点プロジェクト」の提案募集などを通して、意見をいただく機会を設けるなど、協働の手法についても工夫を行ってきた。
 なお、当プロジェクトには、市民・議会・市のそれぞれの役割にも触れており、今後ともそれぞれの立場からプロジェクトの推進と併せまして、より一層の市民自治と協働のまちづくりの確立にご協力を賜りますよう願います。

三好:意見には耳を傾けるとのこと、必ず実践をいただく。
これらの分析と総括の視点が、2次総合計画の成果に大いに影響するものであり、「市民自治と協働のまちづくり」の名に値する運営、検討協議となることを願い、現場担当者の労苦に思いを馳せながら、理事者のあったかい対応を求めるものです。

3.伊方原発とめる意思の表明をについて伺う。
冒頭、市民の命・くらしに責任を負う行政とその長である篠原市長にお尋ねします。
(1)福井地裁判決と福島地裁確定判決の受けとめについて
1)2014年5月21日福井地裁が、関西電力大飯原発3,4号機の運転差し止めを関西電力に命じました。その画期的中身として次の諸点が注目されています。
一つは、人格権が最優先されていることです。生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分に対する具体的侵害の恐れがあるときは、人格権に基づいて侵害行為の差し止めを請求できる。
二つには、本質的に危険だということ。原子力発電技術の危険性の本質およびそのもたらす被害の大きさは、福島原発事故を通じて十分に明らかになったといえる。福島原発事故の後において、この判断を避けることは裁判所に課されたもっとも重要な責務を放棄するに等しいものと考えられる。
三つには、安全神話を断罪したこと。地震大国日本において、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しに過ぎないうえ、基準地震動に満たない地震によっても冷却機能喪失による重大な事故が生じ得るというのであれば、そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で切迫した危険と評価できる。本質的な危険性についてあまりにも楽観的といわざるを得ない。
四つには、コスト優先拒否である。被告は(大飯)原発の稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的に許されないと考えている。
このコストの問題に関連して国富(国の富)の流出や喪失の議論があるが、たとえ(大飯)原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えているとの内容です。
また、8月26日原発事故による避難と自殺の因果関係を認めた福島地裁判決は、被告の東京電力も9月5日に控訴を断念確定しました。
判決は、生まれ育った地域を離れた、仕事(養鶏場)もなくなった、子供らと別居し住環境の違うアパート住まい。いずれも人生の中でまれにしか経験しない強度のストレスと指摘しています。其の出来事に「予期無く、かつ短期間に次々と遭遇することが余儀なくされた」「自死(自ら命を絶つこと)と本件事故との間には、相当因果関係がある」と、明確に東京電力の責任を断罪しました。東電も判決を受け入れ確定しました。
この二つの判決の受けとめについて問う。
市民環境部長の答弁要旨:まず、原発事故後の長期の避難生活により、自殺に追い込まれた方への補償にかかる、8月26日の福島地裁の判決について、東京電力の控訴断念により判決が確定したとの報道があった。これについては、遺族の方をはじめ、避難生活を強いられている方々には、精神的苦痛の幾分かを緩和する朗報であろうと考えている。
 一方、5月21日の福井地裁の大飯原発に関する判決の中で、指摘のあった事項については、人格権を基本としてそれぞれ重要な視点から検討され、地裁としての原発に対する一定の結論が詳しく示されていると認識している。
これらは、法廷での今後の進展に影響を及ぼすものと考えているが、現在のところ本件は控訴中であり、司法の最終判断に至るには、なお時間を要する状況である。
 現段階において、福井地裁の判決に対する見解をお示しすることは、これまで通り差し控えたいと考えます。
三好:内容についてはそれぞれ評価されている。未確定な中身も、率直な受け止めが大事。

2)福島原発事故3年半の現状と原子力規制委員会のずさん審査の姿勢の認識について
福島原発事故から3年半が過ぎてもなお、汚染水処理がコントロールできない状況であり、原子炉本体の状況もいまだ不透明です。そして、いまも15万人もの住民が避難生活を余儀なくされ、この避難の過程で少なくとも入院患者等60名がその命を失っている状況があると報道されています。
一方、原子力規制委員会が実施中の九州電力川内原発1,2号機の規制基準への適合性審査で、重大事故対策の有効性について、以前行われていたクロスチェック(異なる角度からの点検)解析が厳正に実施されていないことが規制委員会の発表した資料で判明したと報道されています。ずさんな審査にもかかわらず、9月10日規制基準に「適合した」とする審査書を規制委員会が正式決定しました。
人の命を前に、福島の現状、安全を最優先に審査しなければならない規制委員会の体質についての認識を問う。
市民環境部長の答弁要旨:福島の原子力発電所における事故後の状況については、議員指摘のとおり、今なお発電所周辺の汚染水が十分に処理されず、また原子炉の廃炉に向けた工程も不透明で、住み慣れた土地を離れたままの生活を、今も多くの方が強いられているという厳しい状況です。一日でも早い事態の収束と地元住民の安心を取り戻すための早期復興を心より願うものです。
 また、原子力発電所再稼働のための新基準に対する原子力規制委員会の審査状況については、最近では九州の川内原発の審査内容に対して、賛否を含めいろいろな議論があることも承知しております。
全国のいずれの原発の再稼働についても、慎重かつ十分な議論が必要であることは、当然のことと認識している。今後は、原発を抱える地元住民はもちろん、各界の専門家を交えた議論について、その進捗状況をより深く注視していきたいと考えている。

三好:時間がない。次へ、
(3)全原発停止でも、電力は賄えている。人間の命・くらしに勝るものない立場から、伊方原発とめる意思の表明を求める。
篠原市長は、市民の命・くらしに責任を負う立場として、こうした事態にどう向き合うか、市民は注目しています。
少なくとも、福井・福島の判決、福島の現実と現状、規制機関の姿勢に対する見解の意思表明を求めます。
篠原市長の答弁要旨:まず最初に、福井地裁の判決に関して、私なりの受けとめを申し上げておく。
本年5月21日、福井地裁において、大飯原発運転差し止め請求事件について判決が出された。福井地裁では、憲法13条、25条を根拠に人格権の侵害ということで、原発250キロ以内の居住する166名の各原告に対して、大飯原発3号機と4号機の原子炉を運転してはならないという、被告の敗訴に近い判断がなされた。翌22日、関西電力は、それを不服として名古屋高裁に控訴しており、11月5日に口頭弁論が予定されている。
私は、判決文の隅から隅まで理解しているわけではないが、今後の審理において、人格権と公共の福祉がどのように論議されていくのか、法律を学んだ人間として注目していきたい。
 四国電力においては、福島原発事故以来、国の指導を受けながら、伊方原発の安全審査に万全の体制で取り組んでいると聞いているが、原発以外の発電に関しては、火力を含め不足の事態が招かれないよう細心の注意と努力をされているなか、老朽化した設備もあるため、私自身は、非常に心配している。
 いずれにしても、本件は、国の根幹をなすエネルギー政策であり、中小企業がたくさん立地している本市においては、電気料金の高騰も大変懸念している。
 以上のことから、この場にて、伊方原発に関して、見解を申し上げるのは、適切でないと考えている。
時間切れとなる。



 

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